再開と副産物
俺は今、冒険者ギルドに来ている。
先輩とダリウスと一緒に、王都のギルドマスターの尋問を受けにね、、、
尋問と言ってもなぜかギルドマスターは俺達に媚びをめちゃくちゃ売っている。俺達というよりは、先輩とダリウスにだな。
話を聞くと先輩達は人類層の中でもトップを争うほどの強者らしい。
俺はいつの間に大物と友達になっていたのか、、、最初会ったときは少年なんて軽々しく思ってたけどここまでとはな、、、
ギルドマスターの話が終わるまで、俺は先輩と共に睡眠を楽しんだ。
俺はダリウスに起こされて冒険者ギルドで電竜の討伐報酬と電竜を売りさばいた(ちょこっとだけ吸収したけどね。)お金を受けとる。
ちなみにきっちり三等分だ。「俺は防御と時間稼ぎしかしてないけどこんなに良いのか?」と聞いたが、「俺達めちゃくちゃ金あるから大丈夫だよ」といわれた。金持ちって余裕あって良いね。
お金は後日渡すってさ。
俺達が冒険者ギルドを出ようとすると、驚くべき情報を俺の耳が察知する。
「魔サボテンが電魔サボテンになってしまったらしいわ、、、除去が大変ね。」
俺は明日電竜と戦ったところに行くことを決めた。
そして、俺達は先輩とダリウスの家に向かった。
先輩の家はすごかった。何がすごいかって?
俺の家は俺が頑張って稼いで買った豪邸、しかし先輩の家は宮殿といっても過言ではないほど広い。
「よし、もう夜だし寝るか。」
「うん、そうだね。」
どうやら先輩達は寝る気満々。
「流輝くんは、どっか客室をあげましょう。」
「ん?あげる?」
「はい、あげます。部屋多すぎて使わないんで。」
どうやら、先輩達は俺に部屋をくれるそう。
そうして俺は王都にすみかをゲットした。
ただ、その日は宮殿がすごくて寝付けなかった。
次の日
「コンコンコン」「おい、ガヴァルを起こしてくれないか?」
「わかった」
俺は先輩の部屋へ向かう。
「先輩起きてください」
「zzz」
「先輩、入りますよ、、、」
俺は先輩の部屋にはいる。
先輩の部屋はとても綺麗だった。
しかし、ベットでは布団にくるまり微動だにしない先輩がいる。
「先輩朝ですよ。」
「ムニャ、わかったよ。すぐ行くから大丈夫だよ。」
あ、これは大丈夫じゃないやつ。
俺は先輩を布団から引きづりだし、おんぶして、居間に運んだ。
そして俺は、ダリウスの料理を食べ昨日電竜と戦った場所へと向かった。
「あった!」
予想的中。そこにあったのは電竜の雷によって変異した黄色の電魔サボテンがあった。
俺はすぐさま駆け寄りサボテンを土ごと収穫する。
少しだけしびれるな、、、電気属性だから?
そうして俺は、念願の電魔サボテンを手に入れて、サボテンの種類を更新した。
俺達は今冒険者ギルドに来ている
「これが討伐報酬と買い取り分のお金です。」
そういうとギルドマスターは3つの麻袋に金貨を入れたものを渡してくる。
そのうち1つは俺のものだ。
麻袋を開けると、金貨がザックザクだ。数えてみると65枚。先輩達は66枚づつ。さすがに俺は防御しかしてないから割りきれない分は先輩達に譲った。
先輩達はまんざらでもない様子だが、俺はドキドキだ。
俺達は金貨を持ち(俺はマジックバックのなかにしまった)町をブラブラする。
あ、俺ってどのくらい強くなったんだろ、、、
ステータスオープン
【ステータス】
名前 サヴァル
職業 魔法剣士 テイマー【魔猫クロスケ魔サボテン(ジョニアス3世、サルド、ピクチュ、ミリア、ルミ)】
種族 エルフ(草)(刺)(毒)LV163
HP 7842
攻撃力 9032
防御力 8742
スピード 9789
魔力 10003
固有スキル 超再生 視力強化 剛力 堅力 水中スピード30%UP 反撃刺(微毒)
吸収魔法(固有魔法) 毒魔法【解毒可】
スキル 草魔法詠唱破棄 草魔法強化 火魔法強化 雷魔法強化 鑑定 突進 光合成 吸収 放角(放電) 牙剣(謎、電竜の牙) 剣技LV28 聖級魔法(草魔法) 上級魔法(火、水、風、地、雷、回復魔法) 分裂(2体までHP5分の1) スキル獲得(【吸収】した敵の劣化スキルを稀に獲得) スキル統合(持っているスキルを統合し、強化可能。なおこれは自動的に行われる。)
称号 転生者 (攻撃力20UP 言語理解 解放)
スライムハンター
捨て身のアタッカー(HP10%の場合攻撃力2倍)
強!、あ、けどそれでも負けたんだった、、、
エルフの属性に毒と草が増えてるし、【放角】にも電気属性ついてる!
電竜の牙の剣とかめっちゃ強そうだな。
「どうしたの流輝くん?」
「いえ、少しステータスチェックを、」
先輩は気遣いができていい人だ。
「弱いステータス見ても意味なくね?」
相変わらずダリウスは煽ってくる。けどダリウスは強いから言い返せん。
「で、ここはどこっすか?」
「あぁ、ここは杖を買う場所だよ。」
杖?なにその要素?先輩は杖使ってないし、、、
「え?こいつ杖の意味分かってないの?(笑)」
こいつは俺が強くなったら真っ先に○しに行こう。
「まぁ、僕は杖基本使わないしね。しょうがないよ。あと重いし(ボソッ)」
へー、先輩は杖使わないんだ。まぁ最後本音が聞こえた気がするけれどそこはスルー。
「杖を使うと威力と命中力が上がるんだよ。」
威力が上がる?めちゃくちゃ良いじゃん。
俺は、杖を売っている店に足を踏み入れた。
なかは、いろいろな杖がおかれていて
る。20センチほどの木でできたいかにも○リー・○ッターにでてきそうな杖から、ものから、人のサイズほどのものまで。
「う~ん。流輝くんは魔剣士みたいな戦いかただから小さい方がいいかも、、、」
確かに小回りが効く方がいいかも。
「じゃぁこれでどうだ?」
と言いながらダリウスが持ってきたのはお菓子でできた杖。
そろそろ、本気で殺したい。
「こんな杖でいいんじゃない?」
先輩が持ってきた杖は、薄い黄色の30センチほどでグリップに緑色の丸い宝石の入ったの美しい杖。
「そうっすね。これがいいっすね。」
と言った瞬間先輩は会計をすませ、
「はい、これ僕のおごり。」
「え、あ、ありがとうございます。」
俺は今度何か美味しいものを先輩におごってあげようと決心した。
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