【番外話】使用人サリニア
番外編です!
見なくても、本編には影響しません
「窓オッケー、床オッケー、キッチンオッケー」
私はサリニア。13歳の頃に親を失くし、超ブラックで有名な、冒険者ギルドの受付の仕事をしていた者だ。
しかし、最近とあるエルフの男の子にすくわれた。
彼のくれた仕事は、『彼のいない間の家の掃除』だ。
私は、掃除はなれてるし、冒険者ギルドより遥かに楽な仕事。しかも給料は倍以上だし、家にも住まわせてくれている。
正直感謝しかない。
「あっそうだ!今日は水やりの日だ、フフフ」
水やりとは、彼のコレクションの魔サボテンに霧吹きをかけてやることだ。
彼は、前世でもサボテンが大好きだったらしく、転生したこの世界でもサボテンを集めている。
最初は、正直(変な趣味だな、、、)と思っていたけど、定期的にサボテンに水やりを知るようになって、少しサボテンが好きになってしまった。
「フフフ~、大きくなぁれ、大きくなぁれ、きっと大きくなったらサヴァルさんも喜ぶよー。」
今では、サボテンに一人で話しかけてしまうほど、好きなのだ。
今度、サヴァルが帰ってきたら、サボテンについて聞こうかしら。
そんなことを思いながら、霧吹きをする私であった。