海の幸
俺たちはついに、海の町、ディンについた。
「魚ー」
「サボテ~ン」
俺たちは、海に来た瞬間俺はサボテン集め、クロスケは釣りを始めた。
「あった」
早速だが魔水サボテンを発見!たくさんビーチに生えているが、持って帰るのは5こまでにしよう。
「ニャ~早速つれたニャ~」
まじか、早くね?あ、もう食ってるし、、、
そんな感じで、俺たちは各々が海に来た目的をクリアしていった。
「ニャ~、もう食えないニャ~」
俺は、いつものようにクロスケを引きずっている。いつも動けなくなるくらい食うから困ったもんだ。
「おまえはこの後どうするんだ?」
「この街に住むニャ。グーzzz」
そういうと思ったよ。
俺は商人ギルドへと向かい町外れのボロい家を買った。買ったっていうか管理する人がいないから譲ってもらったんだけどね。
俺は、そのボロい家を火魔法でもやし、、、え?放火?環境汚染?日本の常識はこの世界で通用しないんだよ、、、
そして出来た更地に木魔法で新たに2LDKの家を作る、猫には贅沢すぎるが、ブラックゴブリンから助けてもらった恩もあるしな。
「よし、上出来だろ。」
「ニャ?ニャ~おはようニャ」
「おはよう。寝起き早々ですまないがおまえはこの街に住むんだろ。」
「そうだニャ。」
「うん、だからその家をプレゼントだ。」
俺はついさっき立てた家を指してそういう、
「ニャ~!すんでいいんニャ?」
「プレゼントだよ。」
「やったニャ~」
まぁ実質無料なんだけどね。
「じゃあな」
「また暇があったら来るニャ。そのときは魔グロをご馳走するニャ。」
「あぁ、そうしてくれ。」
そして俺は一人で来た道を戻り、カール王国への帰路についた。
俺は、街道を来たときとおなじように歩いて帰路につい、、、てなかった!
俺は走っている!俺はあることに気づいた。疲れない!
そうこれはスキル【光合成】の効果で、日中体力∞と言う効果だ、うんえっぐい能力。
行くとき気づいてたらクロスケをおんぶしてもっと早く移動できたたのに、、、まぁ過去のことだからしょうがないな。
しかし、夜はそういうわけにはいかないから、歩いていくんだがな。
あっ、もうカラール王国の国境だ。やっぱ走ると早いな。
「おっ、お先にどうぞ。」
俺が並んでると、前に並んでいた商人がそういってくる。
何て心優しい人なんだ。ただこの人鼻声だな。大丈夫か?
「あっ、あの、、、お先にどうぞ。」
え?いいの?前にいた娘も順番を譲ってくれる。
「おっ、おれも。先行っていいぞ。」
「私もどうぞ。」
「わっ、ワシも譲ってもいいかな、、、」
「せっしゃも譲ろう。」
え、みんな譲ってくれるの?この場所だけ異常に民度高くね?だけど、みんな鼻声だな、そして一人称「せっしゃ」って、、、まぁいろんな人もいるんだな。
俺は最前列に行き、いかつい受付のおっちゃんに
「入国料銀貨1枚です。てか最近流行ってるんですか風邪?みんな鼻声ですね。」
と言ったら、おっちゃんに
「おい、ちょっとこっちこい。」
と言われた。
え?なんかやった?まずい奴?と思いながらおっちゃんに腕を引っ張られて移動する。
おっちゃんが止まるとそこは、近場のオアシスだった。
「おい、おまえ、まさかわからねえのか?」
「いや、まったく?」
このおっちゃんなんなんだよ、
「オーケーわかった。じゃあお前自分の服の臭い嗅いでみろ。」
臭いを嗅ぐ?なに言ってんだこのおっちゃん、どれどれ、クンクンクン
「がっ、ガハ!」
俺は、地面に突っ伏し気絶した。そう俺の服、いや体はとんでもないほどの悪臭を放っていたのだ。
おっちゃんが急いで駆け寄る音がする。
「がっはははは。まさかあの臭さで気づかないとはな。存分に水浴びしろよ、ワシは仕事に戻るからな。」
「はい、ありがとうございます、、、」
俺は、毎日水浴びをすることに決めた。
俺は今、とある検証をしている。俺はどのくらい臭いの実験だ。
「【花拘束】」
俺はスライムを絞め殺さないよう、下級草魔法をさらに調整し、スライムを捕まえる。
そして俺は捕まえたスライムに抱きつく。
しばらくして抱きつくのをやめると、スライムはベチョベチョに溶けていた。うん、早く体を洗おう。
「うーむ、臭すぎて逆に武器になるのでは?」
何て思ったりしたが、家に帰ったらサリニアやサボテンがいるからやはり洗うことにした。
俺は念のため分裂体に回りを警戒させてから服を脱ぐ。うん、服も臭い。ここで洗っとくか。
よし、下も脱ぐか。あれ?ちょっと違和感が、下をみてみると、、、ある、あるぞ、俺の息子が復活したー。
~1時間後~
考えてみたんだが、息子が復活したところで、特に利点がないことに気づいた。
理由その1 使う相手がいない。
理由その2 あまりエルフは性欲が強くない。
前世の話だが、俺は童貞だった。いや、彼女がいたときもあったんだよ。ただ、サボテンを乱暴に扱ったから、行為にいたる前にわかれただけで、、、
そんなことを思っていると、あら不思議目の前に家が、
俺は、久々に自分の家のドアを開けた。
俺は、我が家のドアを開け、
「ただいま!」
そう叫んだ。
しばらくすると、サリニアが出てきて
「お帰りなさい。クロスケは海の国に行けましたか?」
「あぁ。クロスケは海の国に住むってさ。まぁ近い国だからまた今度みんなで会いに行こうぜ。」
「そうですね。サリビア(妹)がきっとよろこぶわ。」
確かに、サリビアはクロスケと一緒に遊んでたからな、、、
「あっ、そうだそうだ。これが今回の旅の目的、魔サボテン(水)だ!」
「わー、すごいです。しかもこれ少し色が青みがかかっていて、ジョニアスたちとはまったく違いますね。」
え?俺的には「よかったですね」とか「そうですか」みたいな反応だと思ったんだけど、、、もしかしてこいつサボテンについて悟りやがったか?なんて思っていると。
「コンコンコン」
ん?誰だよまったく。今から魔サボテンを新たに飾ろうと思ってたのに。
「は~い、え?はい、少々お待ちください。」
「サヴァルさん。冒険者ギルドのかたです」
冒険者ギルド?なんかやらかしたっけな?
とりあえず俺は玄関に向かうと、明らかに「歴戦のファイターです」みたいなやつにガードされている。おじさんが立っていた。
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