英雄
「座れ。」
そう先代が言うと優雅なティーセットが白い空間に出来上がる。
「え、はい」
俺はおどおどと椅子に座る。
「今お前が読んだ絵本の話しは事実だ。まぁ、かなり要約されているがな。」
「はぁ。」
そうなんだ。じゃぁ恥ずかしい思いしてまで読んだかいがあったってわけか。
「あの、あなたは誰なんですか?」
「俺はその物語に出てきたエルフの英雄だ。」
えっとじゃぁ王国ができる前の話だから…
「500年前…ですか?」
「いや、絵本だからわかりやすいように書いてあるだけで厳密的には1000年前だ。」
「1000年…ですか。」
はへ~、超昔の人じゃん。けどはいエルフとはいえもう死んでる年齢だからこの人は…
「もう質問はいいか?」
「え、はい」
あぁ、今までは質疑応答時間だったのね。
「じゃぁ本題を始めよう。まずなぜ私がお前とこんな世界にいるのか、それはお前が『種族リーダー』になったからだ。」
「種族リーダー、ですか?」
「あぁ、まずはこの世界の本当の造りからお前に教えよう。」
すると先代は本を一冊生み出す。
「これを読め。」
えぇ、教えるっつったのに結局自分で読むの?
なになに…
この本の内容が長くなりそうなので、また今日の夜に出します




