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屍姦

作者: I.me



ようやっと辿り着いた君は死に体


私が振り向かされたあの声は


君の最期の声だったのかもしれない


残像の色気に手を伸ばし


その狭間の奥へと駆け抜けて


置き去りにした残像と血痕


倒れたままのみだれ髪


微かな吐息の漏れる横顔


降り積もる雪ぼこり


誰の目にも君は死に体


触れれば綻び砕けるか


景色の中の美しきかな


誰もが蝋を見守るさま


掛けた声にも微動せず


触れて撫でても音無し沙汰無し


口付けたとて


突き上げたとて


君は死に体


遅れてごめんね


私に出来ることは


雪を掻き分け埃を払い


種を撒いて君を抱き


私らの温もりに雪解けた湿りと花咲かせ


豊かな墓標となる事くらい


遅れてごめんね


もう冷たい地面に君を眠らせはしないから


君はまだ死んでいない


もう終わりと皆が言っただけ


だってほら


君はまだ温かいし


今は私も居るからね








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