「切腹同盟」に入れるなんて、なんて幸せなんだろう。
みんな入りたくなる「切腹同盟」。だけどあたしは、入れない。ほんの、ほんのちょ〜とだけどね、卑怯で、太陽の黒点みたいにちっちゃなシミみたいな汚れが魂に染みてしまってるから。
でも、そんなあたしみたいなほんとうの意味でクズなヤツ以外、この詩読んだ人みんな、「切腹同盟」に入りたくなるよ?
>あれやこれやできないのは
>当たり前
>そんでもって
>人並みのこともできないあんぽんたんでも良いじゃないか
星花愛、この人には、けれどほんの少しの闇もあるよ。それがあるから、この人の描く詩は、人の心をこのように打つことができるんだよ?
あたしの卑怯は、この詩人を、詩人として、妬んでしまうこと。
あたしの魂の染みは、あたし以外だれがほんとうの星花愛を理解できるか、と思い込んでしまっていること。
そういう、じぶんだけに話しかけてくれると勘違いする読者を持つ作者こそ、天賦の才の持ち主というんだよね。
リアルタイムで同時代に生きられて、この場所でこの詩人と出会えた幸福を、感じてね。
まずは、ご一読を。