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神帝との契約  作者: レビウス
15/15

15.アンドロメダVSゴブリンロード

遅くなって申し訳ないです。作者の課題が終わらなくて....

ゴブリンロード。すべてのゴブリンの頂点にして、他のゴブリンとは一線を画す

もの。


そのパワーはロウナイトをも圧倒するほどであり、間違えなく普通の人間、または

神生では勝てない。


「アイツラ、コロス!」


そんなゴブリンロードが今、同胞を殺された怒りを爆発させていた。



ゴブリンロードは走り出す。標的はホブゴブリンに気をとられている、シリウスとレイラ。その速度はトラックほど。つまり体当たりに当たるだけで、大怪我、または死ぬ。


だが、ゴブリンロードはシリウスとレイラにたどり着くこと無く止まった。

目の前に現れた何かを見て。


「我輩が相手になってやろう。小鬼の王よ」


ゴブリンロードの前には神帝アンドロメダが立ちはだかった。





「ナンダキサマハ?」


ゴブリンロードは目の前に立ちはだかった存在を見て、首をかしげる。


おそらくは一般ゴブリンと同じくらいの実力。それほどにゴブリンロードから

したら目の前の存在はちっぽけだった。


だがコロスのに変わりは無い。出なければ我の怒りは収まらない。


「シネ!」


ゴブリンロードは容赦なく、その拳を振り上げる..が....


「グッウ.... キサマ....?」


目の前の人間の目だ。それを見た瞬間、ゴブリンロードの体は動かなくなった。

魔法による金縛りでは無い。ただ純粋な恐怖。それはゴブリンロードが若き頃に

何度も体験し、ロードとなった今では忘れていたものだった。


「ニンゲンジャナイノカ?」

「ふっ、我輩を人間とな? 残念ながら、今は我輩はただのゴブリンに過ぎぬ」

「ソンナ....ゴブリンガ、イルモノカ」


こいつは神生だ。それもロードの我よりも強い、上位の神生だ。


ゴブリンロードは一歩、後ろに下がる。


「ほぉ、貴様、逃げるのか? 貴様の同胞達を捨てて?」


逃げる? 仲間を捨てて? ロードの我が?


「ソンナコト、アルハズナイダロー!!」


怒りと共に金縛りを自ら解いたゴブリンロードは拳を振り上げて、再度、目の

前の神生、アンドロメダに襲いかかる。


その一撃をアンドロメダは体を捻るだけでよける。外れた拳は周りの建物を

直撃し、その建物の柱が崩れる。


「良い、良いぞ。それでこそロードだ!」

「ダマレ!」


ゴブリンロードは次々と拳を振り上げるが、どれもアンドロメダにはかすり

もしない。力を使わず、ただよけられるだけ。ゴブリンロードからしたら屈辱

以外の何でも無かった。


一方、アンドロメダは余裕の表情だ。ただ、迫り来る攻撃から、体を少し捻っ

てかわすだけ。誰にもできるものでは無い。アンドロメダだからこそできる

芸当だった。


「ならば、そろそろ終わらせてやろう!」


アンドロメダの叫びに、ゴブリンロードは怒り狂う。全身の筋肉をこれまでに

無いくらいに駆使し、初撃の倍の速度はあるであろうパンチを放つ。


そして、パンチによってできた砂埃を利用して、遂にゴブリンロードの一撃が

アンドロメダを直撃した。







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