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俺は可愛い女の子になりたい!  作者: タチバナヒジリ
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第四話ーお悩みと相談と先輩とー

どなたか知りませんが誤字報告ありがとうございます!こういった報告を受けるのは助かります。仕事をしながら書いているもので、中々気づきにくい部分が多々ありますのでご了承ください。そして、だいぶ遅れての投稿です…忙しいと中々書くに書けないのが辛いですね。こういった感じで遅れたりしますが、どうかこれからもよろしくお願いします。

俺こと私、大神刹那は休み時間になると悩みを考え始めます。


最近…百合フラグが立て続けに起きて、嬉しい反面に胃がキリキリし始めました。


まあ、嬉しいんですよ?ただ尋常ではないくらいに最近、女の子にモテ始めました!それを作ったのは俺なんだがあえて言おう…どうすればいいか分かりません!


何故モテ始めたのかはあの一件以来だ…あの一件?ほら、桐谷くんブス発言のだ…あれ以来から女子の熱い視線がすごいです。


言うなればメデューサに睨まれてる感じ?まあ、悪くは無いんだけど、もう凄いの笑顔を返すだけで倒れるくらいに…中には鼻血出しちゃった子がいたし…まあ、その後保健室に連れてやったけど…その子はその子で急にお姉様って呼ぶし…いいのかそれで!?


「どうしたのー?せっちゃーん」


「ん?あぁ…えっとほら最近女の子達にアプローチいっぱいかけられてるの知ってるでしょ?」


「あー!あれかー、凄いよね!私初めて見たよ下駄箱の中ラブレターだらけって!しかも机の中までビッシリだったもんね?」


うん、凄いよね?俺も初めての体験だよ、でも出来れば普通に過ごしたかったけど…まあ、仕方ない!とりあえずはあんまり変なフラグを立てないようにしなきゃ…でも、どこで立つか分からないしなー…生徒会長の時だって聞かれてると思わなかったし…。


「どうしたの?顔を手で隠して…」


「んー…大丈夫、自分の若気の至りを思い出してるだけだから」


「若気の至り?」


うん、お前はずっとそのままでいてくれ。


「あらら、どうしたの刹那ちゃん?」


「若気の至りだって」


「どゆこと?」


そうしてこの不思議な会話はループする、無限ループって可愛くね?可愛くない?


「あ、お昼どうする?昨日はちゃんと言ってくれれば、お昼ご飯分けたのに…」


「あ、うん!七海ありがとね?」


「ふふん!今日はせっちゃんのためにいっぱい作ったから安心して!」


「お、シズもありがとう」


あの時のお昼休みからご飯持たない子と勝手に決めつけられ、シズと七海が自分のお弁当を多く持ってくるようにしたらしい、そのせいでお昼は買ったり、持ってきたり出来なくなった…何故か?そりゃあ折角持ってきてくれたのに食べてあげなきゃ可哀想だろ?


「なんかごめんね?ホント気にしなくていいのに昨日のはただ単に忘れただけだから」


「うーん、でもなんかまた嘘つきそうだから駄目!」


卍?俺はそんなに信用されてない?


「刹那ちゃんの場合は他の人優先しそうだからよ、シズはもうちょっと説明出来るようにしなきゃ駄目だよ?刹那ちゃん若干ショック受けてるから」


「うぇ!?ご、ごめんせっちゃん!そういう意味で言ったわけじゃないよ?」


「アーウソツキッテイワレタカラーワタシーチョーショックデスワー」


「なんで片言?」


「びゃーん!ごべんなざーいー!ゆるじてー!」


計画通り…はぁ、可愛くない?可愛いよな?おっといかんいかん!ポーカーフェイスポーカーフェイス!


「サテ?ドーシヨーカナー?」


「もう、刹那ちゃんはそうやって直ぐシズを弄るんだから…(私も…弄ってくれてもいいのに…)」


すまねぇな…俺はそんじょそこらの難聴系主人公じゃないのだ!聞こえたぜ…?今の言葉を…アーーー!可愛くない?可愛いよな!七海もシズも両方可愛いなあ…ウチの妹含めて!え?姉?うん!可愛いぞ!弄るとホントに可愛い!つかみんな可愛い!あぁ…ここは天国だよ、心が癒される…とりあえず二人を撫でてあげよう!二人を撫でてあげるとシズはいつものようにふにゃーっとした顔で笑顔になり、七海は照れなが頬を赤く染める、うん!可愛い!(語彙力低下中)


「って、そうだ!早くお昼にしようか!時間が無くなる!」


「あ、そうだったね、とりあえずお昼食べちゃお?」


「おっ昼ーー!食べよ食べよー!」


とりあえず今日は教室で食うことにした、まあ屋上は保留中だし今行ったらなんかややこしそうになるし…そう言えばバスケの部長も保留中だったなぁ…はぁ、どうするかな?とりあえず、明日土曜日だし健一さんに相談しようかな…って忙しいかな?


「あ、美味しいこれ…これ誰が作ったの?」


「えへへー!私だよ!」


卍?お姉ちゃんっていうオチじゃないよな?


「ウチの家って両親が共働きでお姉ちゃんも働きに行ってるから、ほとんど私しかウチにいないんだ!だから、料理いっぱいするようになったの!」


ええこやー…ええこやー…、辛いよな…分かるぞ俺は両親共にいなくなったから自然とするようになったけど…それでも寂しいもんは寂しいよな?


「シズ…そっかー、よし!今度から時々私が家に遊びに行くよ!シズも良かったら気にせず家に遊びに来な?」


「せっちゃん…うーん!せっちゃん!ありがとー!」


「それだったら私も忘れないで欲しいな?」


「もちろん!なっちゃんも忘れてないよー!ありがとー!」


しかし、今は笑顔だけどかなり寂しかっただろうに…暇があればどんどんシズの家に遊びに行ってやろう!




そして土曜日、今は健一さんが行き付けの喫茶店で待機中で今マスターにコーヒーを頼んで待っていた、ちなみに今日は健一さんはオフだったそうでなんとか相談の話しが出来る、あとは頼んだコーヒーはブラックだ、子供でこの歳でも飲めるのは嬉しいな。


「はい、どうぞお嬢さん」


「マスターさん、ありがとうございます」


マスターから俺はコーヒーを受け取り匂いを嗅ぐ、この豊かな香り…そして俺は一口を口に含んだ時の深い味わいかつコクがあり長く口に残るこの後味…うーん!美味い!


「どうですかな?お味の方は」


「そうですね、とても洗練された味です…ブレンドはキリマンジャロとブルーマウンテンにトラジャですね?お互いの味に偏らないようにバランス良く豆がブレンドされていて素晴らしい逸品です」


「これは…いやはやお見事全て正解です」


「あはは、ありがとうございます」


「凄いでしょ?その子」


「あ、健一さん」


「やっはろー、お待たせ刹那ちゃん」


マスターと喋っていたらいつの間にか健一さんが来ていた、全然気付かなかった…一体どこから見てたんだ?


「いや、参りましたよ…全部言い当てられたもので」


「そうじゃなきゃ私はこのお店を紹介しないわよ、マスター?私はいつもの」


「はい、少々お待ちを」


そう言ってマスターはカウンターの奥へ行く、いつもので分かるってことは健一さんは相当この店に通いつめてるんだな。


「ここのコーヒーは美味しいでしょ?」


「はい!とても楽しめました!」


「ふふ、じゃあ紹介したかいがあったわ」


俺も暇があったら時々通いつめようと思う。


「でも、驚いたわぁん…刹那ちゃんテイスティング出来るんだもの」


「あー、良くコーヒーは飲んでいるもので…」


と言っても、あっちいた頃に良くブレンドとか色々とやってたんだよな、若干コーヒー好きだったからなめっちゃテイスティングやったよ。


「でも、子供とは思えない程のテイスティングだったわ」


「あはは」


俺は笑いで誤魔化しをしておく、するとマスターが奥から出てきてコーヒーを健一さんに渡す。


「うーん!これこれ」


ふむ、この独特な甘い香りと上品な香りはと考えていると健一さんがこっちの顔を見ていた。


「ホントにコーヒーが好きなのね?言い当てられる?このブレンド」


「はい、独特な甘い香りと上品な香りのブレンドはグァテマラとマンデリンにクリスタルマウンテンのブレンドですね?」


「わぁーお…」


「いやいや…香りだけで言い当てますか恐ろしいお嬢さんです」


健一さんはホントにビックリした顔でこっちを見ていて、マスターはというと満足そうな顔をこちらに向けている。


「そういえば自己紹介がまだでしたな、ここの喫茶店のマスターをしております【中村なかむら 敦士あつし】と言います」


「初めまして、大神刹那っていいます」


「また、いつでも来てください…それでは」


「ありがとうございます!また是非」


マスターはそう言った後、カウンターの奥へ行ってしまった。


「良かったわね、刹那ちゃん認められて」


「はい、良かったです!」


「さて、本題に入りましょうか!それで?相談っていうのは?」


「はい…実はですね」


いままでの経緯を全て健一さんに話した。


「あらまー…ふふ、モテモテじゃない?でも嬉しいんじゃないの?」


「いや、それは嬉しいには嬉しいですよ?でも、女の子どうしいいのかなって?」


「それは別に私はいいと思うわよ?愛に女どうし、男どうしなんてないもの」


「ふむ…」


「まあ、私なら刹那ちゃんが変な男の所に行くなら可愛い女の子の所に行って欲しいけど!」


てっきり私が貰うわん!とか言いそうだったけど、まあ、ガキには興味ないだろうな、ふむ…じゃあ気にせず今まで通りにすればいいのか?


「そこまで悩むなら自分の好きな子だけをどんどん取って食べればいいんじゃないの?」


「ぶふぅッ!?」


「あら!?ちょっと大丈夫!?」


「ゲホッ…健一さん何いきなり言ってるんですか!」


「そのまんまの意味よ?それにそんなにモテてるの分かってるのなら臆することなく私は女が好きだから食べる!って勢いで行っちゃいなさいな!」


いや、まあ…ね?そうなんだろうけどさ、百合ハーレム…ゴクリ、なんて素晴らしい響きなんだ!いや待てよ!?その場合覚悟しないといけないのは俺か!?だって襲われるし!あ、でも俺から襲うのもいいのか?


「まあ、刹那ちゃんは常識的に考えすぎなのよ、それはまあ常識も大切だけどね?でも、そうなるの分かってるなら行っちゃえばいいと思うわよ?私的にだけど」


百合ハーレムフラグか…やばくね?いや、嬉しいけど…俺の体持つかな主に胃の方が心配だけど…まあ、やるしかないんだよな?覚悟を決めようか、これは仕方ないんだ!自分では普通の行動をしてたつもりなんだけどさ?まさかこうなるとは思わなかったし、責任持って全部貰わせて頂きますか!


「分かりました!私は精一杯頑張って皆を幸せにします!」


「あら!男らしい!」


いやまあ、心は男ですけど女に言うことじゃないですよね?その言葉…まあ、とりあえずは結構油断して色んなフラグが立ったから折らないようにやって行こう!


「じゃあ今回のお悩みは解決?」


「ちょっとだけですけどなんとか解決です!ありがとうございます健一さん」


「どういたしまして」


相談も終わり俺達は普通の雑談に花を咲かせる、主に服の話しやらメイクの話しをした、ちょこちょこ響香姉の話しを話題に入れつつ話しが盛り上がった、ちなみにああ見えて響香姉は押しに弱いそうだ…今度ね?やってみるとしよう、あとは明日には俺と響香姉が写った雑誌の発売だそうだ…うーん、楽しみでもあり恐ろしいくもある…いや、また話題になりそうかなって。




そして日曜日の今日がやって参りました。


わたくし心の実況者大神刹那です!


とまあ、くだらない考えはやめて今日は雑誌の発売日だ…ふう、落ち着け俺!今日は買いに出かけた方がいいのか?でも、自分の出た雑誌を買うのもなあ…なんか恥ずかしいな…。




近くの商店街にやって来てます…えぇ、そうですよ、買いに来のです。


「ふぅ…自分のを買うのか、自意識過剰じゃなければいいけど…」


「あれ?大神さん?」


「あ、天宮先輩」


「オッスオッスー!最近合わないから心配したよー!元気してた?」


「あー、いやすみません部活中々決められなくて」


「いいのいいの!悩むよねー最初だし…それよりもどうして一人でここに?買い物?」


「はい、本を買いに来ました」


「お!そうなの?私も雑誌を買いに来たんだよー!良かったら一緒に行かない?」


「え?いいんですか?」


「ぜひともご一緒に!」


普通は誘うの逆なんだと思うけど…まあ、いいかとりあえずは先輩の後にくっついて本を買いに向かった。


「ちなみになんの雑誌を買いに来たんですか?」


「んとね、私の先輩が出てる雑誌が今日発売するよって言われたから買いに来たの」


「へぇ、先輩の先輩かあ…その人もバスケやってたんですか?」


「ううん、バスケはやってなかったけどよく一緒に遊んだりしてたんだよー」


「じゃあ、結構仲良かったんですね」


「そうだねー今は色々と忙しいみたいで…あ!ほら、大神さんと一緒にいた中野ちゃん?あの子のお姉さんだよ!大神さんまだあったことないと思うけど」


世間って狭いな…いや、先輩申し訳ないっすもう会ったことあります…ていうことは今日先輩が買いに来た雑誌って。


「あったあった!ほらこの雑誌だよ」


あー、やっぱりー…てっ!?あれ!?表紙俺じゃないか!?


「あれ?これ大神さん?って…大神さん?どこ行くの?」


ガシッと肩を掴まれた、おっふ…逃げられなかった。


「あー、ちょっと用事を思い出したのでここでお暇を」


「うん、これ買ってくるから一緒にいようか」


「あ、はい」




そして、場所は移して先輩の家の部屋に…ここに着くまで先輩に手を繋がれて逃げれなかったです…はい。


「はい、粗茶ですが」


「あ、すみませんいただきます」


「しかし、まあ、響香先輩と知り合いだったんだねー」


ペラペラと雑誌を見つつそう言う先輩、あー怖いですよ先輩?


「あはは、たまたまっていうか」


「ふむふむ、可愛いよね?」


「はい、シズのお姉さん可愛いですよね」


「いや、大神さんのことだよ」


「え?どうしてですか?」


そういうと先輩はこっちに向き真剣な眼差しで見つめてくる、あれこれってもしかするとやばいパターン?もし、先輩が響香姉のこと好きなら不味いのでは!?


「私は…すごいと思う!どうしたらこんなに可愛くなれるの!?私は頑張っても全然ダメなのに…昔から今まで男女って…」


あれ!?違った!なんか泣き始めた!?


「えっと…先輩?」


「響香先輩は私の憧れでね?あ、もちろん変な意味じゃなくて、女の見本ってやつのね?それで先輩の中学時代に私がたまたま鏡を見てた時に声をかけてくれたの!」


てことは響香姉って中学今の俺達と一緒だったのか…言ってくれればいいのになぁ…。


「今のままでも可愛いけどもっと可愛くなるやり方を私が教えてあげるよって言ってくれたの!それから良く遊ぶようになって色々と教えて貰ってたんだけど…それでも男子達に男女って…」


ほほう?それは男子の野郎共が先輩のことが好きだからだなきっと!でも、今でも言われてるってことは結構深刻だな…ここは口説く形になるけど…てか、フラグが立つかも知れないけど先輩に自信を持ってもらおう!そして、俺は先輩の両手を掴んで真剣な眼差しを先輩に向けた。


「ふぇ!?大神さん!?」


「先輩は何もしなくても可愛いです!それは私が保証します!そんなクソみたいな男子共の言い分は無視していいですよ!」


「大神さん…」


「私じゃ頼りないかもしれませんが何かあったらいつでも相談してください!私が助けに行きます!」


「ありがとう…大神さん…」


「えっと!とりあえず連絡先交換しませんか?それならいつでもどこでも相談できるので!」


「うん!ありがとう大神さん!」


「それで、部活の件ですが今回は生徒会をやろうと思います!」


俺は決めたぞ!この学校は女の子に厳しすぎる!よって俺は生徒会に入って新しい部を立ち上げる!


「そっかー…残念だなぁ」


「大丈夫です!先輩!いつでも頼っていいって言ったじゃないですか!」


「え?」


「バスケでなんかあったら助っ人としていつでも呼んでください!」


「おー!そっか!その手があった!」


「運動に関してとかは問題ないので連携とか何か情報があれば私に言ってくれれば、そこは臨機応変に対応しますので安心して任せてください!」


「頼もしいよ大神さん!」


その後は意気投合し色々と話しに花を咲かせ今日を終える、それから明日は香苗さんに変な風に伝わらないようにちゃんと話をして生徒会に入ろう。




翌日の月曜日、朝一から生徒会室前に立っていた、俺は深呼吸をして生徒会室にノックをする。


「どうぞ」


「失礼します」


生徒会室に入ると書類に集中して作業をしている生徒会長の香苗さん、とりあえず俺は香苗さんが落ち着くまで立って待機していよう。


しかし、やっぱり生徒会長なんだな…すっごい集中力だ、こっちのことなんて目もくれやしない。


「すみませんが座ってお待ち下さい」


「はい」


そう言われたのでとりあえず座って待機する、真剣な顔はカッコイイな…これは惚れる!って言っても前に告白されたけどな。


「ふぅ…終わったー」


今やってた作業が丁度終わったようだ。


「お疲れ様です香苗さん」


「ふぇ!?せ、せせせ」


「セミの唐揚げ?」


「えぇ!?な、なんですかそれ!?そ、そんなのあるんですか!?」


「え?ありますよ?なんか挙げたセミはエビみたいだそうですよ?」


「ほぇーそうなんd…って!違います!なんでせせせ刹那ちゃんが!?」


「さっき普通に入ってきたじゃないですか」


「えぇ!?そ、そうなんですか?」


「はい、嘘ついて仕方ないですし、とりあえず落ち着いて下さい香苗さん」


俺がそう言うとそうね!と言い深呼吸して落ち着き始める。


「そ、それで?刹那ちゃんがどうして生徒会に?」


「はい、私は生徒会に入ろうと思って今日伺いに来ました」


「じゃあ!」


余程嬉しいのだろうかすごい笑顔になってこっちに来て抱き着いてきた、おふぅ…おっきい果実が俺を潰しにかかって…く、苦しい。


「ちょっ!?香苗さん離れて下さい!」


「え!だ、だって!」


「とりあえず生徒会入ろうとした理由も聞いてください!」


ぶーと頬を膨らまして仕方ない顔で椅子に座る香苗さん、可愛いけどとりあえずちゃんと言わなきゃな?


「生徒会に入る理由は告白のオッケーを理由にしたんじゃなくて、私自身が入りたかったんです…すみません期待させて申し訳ないですが…」


さっきの顔から一変してこの世の絶望を見た表情になっていた…うぅ、なんか申し訳ない。


「でも、香苗さんを嫌いって訳じゃないですよ?それに告白は嬉しかったです!でも、お互いまだ知らないことだらけですし、今後仲良くしていったらあるいはという考えで今はお願いします」


「そっか…でも、振られた訳じゃないですもんね?じゃあ、私にはいっぱいチャンスがあるってことで…私!頑張んばります!」


うわぁ…すごいやる気!でもまあ、変な感じにならなくてよかった。


「それと、私が生徒会に入った理由は他にもあるんですがいいですか?」


「はい!刹那ちゃんの願いならなんでも!」


ん?今なんでもって?よーし!それなら!


「私が生徒会に入って風紀委員と仕分け委員と執行部をかけ合わせた部立ち上げたいんです!もちろん生徒会との関係はウィン・ウィンの関係で行きたいと思っています!」


「あー…なるほど、風紀と仕分けと執行…中々思いつきませんでしたねそれは、この学校は風紀に関しては特に委員会もなかったのでそれはそれでいいですね!あとはいつも大体一人でやっていたのでだいぶ助かります!もちろん、その部採用です!出来ればよろしくお願いします!」


よし!許可が降りた!あとは部員確保に回るだけだ!


「部員はどうしますか?こちらから回しましょうか?」


「いえ!なんかあったらよろしくお願いします!それと生徒会との関係は大体一緒なので香苗さんも何かあったら遠慮なく言ってください!」


「はい!ありがとうございます刹那ちゃん!」


そして、また抱き着いてくる香苗さん、おっきいのはいいけど…く、苦しい!


「あ、あのー!?く、苦しいです!」


「うふふー!刹那ちゃーん」


まあ、今日はとりあえず我慢しようか…うぐぐ…窒息死しそう…ちなみにこの後、携帯の連絡先を交換したのは言うまでもない。


こうして俺は香苗さんに頼み込んで新しい部、その名も【風紀仕分け執行部】を立ち上げた!まあ名前に関してはいかにも足したような感じだが、そのうち変えるとしてこれからじゃんじゃんバリバリ頑張って行こう!


そして、今日という日がまた過ぎていく。

今回はここまでですが何か誤字脱字その他何かあればまた、是非ご報告の程よろしくお願いします!それではまたよろしくお願いします!

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