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南方戦争①
ーーーーーーーーー1321年3月
今日も元気だ。
オレはセルビア王国を征服するため、北上の準備を行っている。
セルビア征服の為に動員した軍勢の数、23,000!
お、副官が来た。
「アンドロニコス様!この書類にサインを!」
「お、おう。せやな。」
ーーーーーーーーー1322年4月
東ローマ皇帝アンドロニコス2世、セルビア王国征服のためテッサロニキを出陣。
後に南方戦争と呼ばれることになる戦争の開幕である。
その報がセルビア王国宮廷に伝わると、波乱を巻き起こした。
「おお、ついに東ローマがここを征服しに来たか…」
「いや、奴らの戦術には弱点がある」
「「「なっ…」」」
セルビア王ステファン・ウロシュ3世デチャンスキの発言に驚き、貴族達がゴクリと唾を飲む。
「いいか?奴らの軍は火力第一、そのため十分な補給が無いと麻痺する」
「そのために考え付いた戦術は…ゲリラ戦、そして焦土戦術だ」
1322年11月、東ローマ軍、スコピエを占領。
…
以後2年間、セルビア軍のゲリラ戦・焦土戦術により全く戦況は動かず。




