表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

あいさつ回り

 青い女の方、感情のグガから最初の珍しいものとして、ガール帝国の有力者だけが参加できる勇者降誕パーティに誘われた。このパーティは勇者召還儀式に干渉できたこともあり、大きな盛り上がりを見せていた。


「あの猫人と豚顔のオーク、そして青白い顔をしたって高潮してるな、まああのドラキュラ。あの三人は普段領地が近くて仲が悪いのだけど、今夜は仲よくやってくれている」


 言外に来てくれてありがとう伝えている。しかしそれを言うと教会国と同じムジナになってしまうので口にはしなかったのだろう。

 パーティは立食。好きに食べて、好きに飲んでいる。人が集まっているのは大きなボードの前。私が喋ったことが情報共有されている。首狩り武者族外来世界説と書かれているのはどこかむずがゆい。


 パーティの最初、色々な異形と握手をした。皮が硬い手、自体が硬い手。毛で柔らかい手、自体が柔らかい手。大きすぎる手、小さすぎる手。手とは言えない手、手がない手。


「あちらの教会国も人種豊かなのですか?」


 一緒について回ってくれている青い二人の男の方に聞く。説明は彼が担当しているようだ。


「あちらは彼らの頭の中で役に立つ人種を抱えている。四種族は確認している。こちらは何でも抱える。基本八十三種族とそれらのハーフ、クォーター。この世の全ての意思を持つ者がこちらにはいる」

「人間もですか?」

「そうだ。あそこにいる。挨拶まであと十分程度だな」


 見ると一人の女性。ああ、やはりあの人は人間なのか。

 列がないのに自然と形成されている順番をたどり、彼女の元へたどりつく。


「お日柄もよくこんばんは、勇者ヒタネ。国境都市4、百万都市焼山を任されている魔女デューサでございます」

「よろしくおねがいます」

「僕たちから見たら聖女なのにね。彼女おもしろがって魔女と名乗っているんだ。気持ちわかるよ」

「グガ陛下もお人が悪い」


白いドレスを着る魔女デューサの笑う姿は清楚に見えた。彼女は百万都市の主らしい。私もいつか行くのだろう。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ