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Every day END  作者: 村尾 漣
8/14

~来客~

今、私は颯君とジュースを飲みながらしゃべっている。


「颯君は何部に入ってるの?」「俺?俺は軽音楽部」「へ~。意外」


「なんでだよ?」「てっきり運動部とかかと・・。」「よく言われる」と


苦笑いする颯君。日焼けしているからサッカー部あたりかと思ってた。


「俺、ベースでさ。4歳ぐらいからかな。ずっとやってんだよ。」


「そうなんだ。」「親父に叩き込まれてんの。もううるさいくらい」


「英才教育だね」「そこはもっとそーだろとか俺をみろーとかもう耳たこ」


「ふふっ」思わず笑ってしまった。「おまえんちは?」「えっ?うち?」


「特にないな」希空さんは図書館の仕事の関係で出張に行くときは、


いつも物語がお土産だなと思った。面白い本をいつも持って来る。


「今度、商店街のフェスティバルで演奏するんだ。見に来いよ」「うん。」


「ただいま。」「あ、希空さん、おかえりなさい」「侑ちゃん、ただいま」


「あ、どうも。」「あら、お友達?」「はじめまして。篠塚颯です」


颯君、篠塚って名字なんだ。「あらら、ご丁寧に。母親の希空です」


母親って言葉が希空さんの口から出たことが嬉しかった。


私のことを自分の子供のように思ってくれる希空さんが大好きだ。


「じゃあ、そろそろ帰るな」「あら、もう?」「お邪魔しました。」


「侑ちゃん、送っていってあげたら?」「うん。そうする」


外に出た。「お前のお母さん。美人だな。」と颯君はポツリと言った。


その時の颯君があんまりぼけっとしてたもんだから思わず笑ってしまった。


「プッ」「おい、なんで笑ってんだよ!?」「いや、まさか惚れた??」


「ンなわけねーよ!!」「あはは。ムキになってる」


颯君は心なしか顔が赤くなった。


「あ、ここらへんでいいよ。」「うん。じゃあまたね」「あ、あのさ」


颯君は言った。「またおまえんち、行ってもいいか?」「えっ?」


「あ、嫌ならいいんだ。」「ううん。嫌じゃないよ。」


私は赤くなりながら答えた。


「また来てほしいって思ったから」素直な気持ちだ。


「ふ~ん。じゃあ、また行くよ」「うん。」「じゃ、またな」


「バイバイ」颯君は手を振りながら走って行った。

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