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Every day END  作者: 村尾 漣
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~デパートにて~

電車で揺られながら思った。なぜ私は生きているのか。


隣町の小さな公園を見て思った。なぜ私は生まれてきたのか。


デパートの16階の屋上から下を見て思った。死んでしまいたい。


ここから飛び降りたら楽になれる。痛いなんて思うこともきっとない。


いっそ、それなら死んでしまったほうがいいのではないか。


希空さんにとっても。生みの親のアイツにとっても。美緒子にとっても。


自分自身にとっても。それがきっと最善なのではないか。


私は気づけば柵の向こう側にいた。何人もの人が叫び声をあげていて。


警察が何かを言っている。もう何の感覚もない。


さあ、今飛び降りよう。「侑乃!!」はっとする。


周りを見渡すが誰もいない。誰の声かもわからない。下を見れば人だかり。


意識がちゃんとすれば音も戻ってきてとたんに耳をふさぎたいほどうるさくなる。


こんなとこで死にたくない。私は柵の中に戻り、デパートを出た。


誰にも気づかれることなんてなかった。


家に戻ると、ポストに何か突っ込んであった。「?」


とりだすと手紙だった。「安岐町侑乃様」アイツの字だった。

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