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~侑乃と颯の出会い~
「お前、何組?」「え、2組だけど」「もしかして安岐町侑乃?」
「そうだけど」「ふ~ん」「あ、あなたは?」「颯。」
名字も聞いた気がしたけど、足の痛みで意識があまりなかったから
覚えていない。「おい、大丈夫か?着いたぞ。保健室」「・・・。」
「あらら、安岐町さん、またけが?」「また?」
「その子、よくけがをしてはここに来るのよ。」「そうですか。」
「颯君。ごめん。ありがとう。」「またなんかあったら言え。」「うん。」
颯君は走り去って行った。「安岐町さん、2日は安静にしなきゃだめよ」
「は~い」そうやって素直に返事をしておけば大人は何も思わない。
結局単純なのは大人で、バカなのは大人なんだ。




