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 アリサはリグルーに問う。

「村に・・何人残っている・・・」



「1000人だ!」パン

 少女は、リグルーに銃を向け、片腕を撃った。「ウッ」


 そして、低級ポーションをかける。血が止まるぐらいだ。そして、


 もう一度、聞く


「10人ちょっとだ。見習は・・数に入れてねえ」


 もう一度、銃を生きている片方の腕に撃った。

 そして、血止めのポーションをかける。


「やっぱり、本当のこと言っても撃つじゃねえか。この躊躇なさ。お前、異世界人じゃねえな」


 アリサは

 リグルーを警戒しつつ、ここまで来た団員を一人、一人、頭に、もう一回撃っていく。


 パン。パンと銃声が響く。


「この人達・・精鋭ね。特級ポーションを隠し持っていて、生き返る可能性があるね」


「おま、えは転生者じゃないのだろう」「ええ、そうね」


「じゃあ、何でこんな酷いことをするのだ。奴らは、村の奴らは、略奪免除税の代わりにあの兄貴からもらったのだ。何をしても、良い奴らだ!」


「!!」


 ・・私は、アリサ、父様は王国辺境伯騎士団の騎士、母様はニホンという国から来た異世界人。そうだ。忘れていた。この世界の平民には、[じんけん]がないのだ。


 母様が無理して、男爵の貴族位を買ったわけだ。商会は、成り上がりと馬鹿にされても、資金が貯まれば、貴族位を買う。貴族とその庇護下の人間なら、突然、財産を没収されたり、逮捕されないもの。当然、母様は更に力のある辺境伯の庇護を受けていた・・・・


 こういった。係争が起きた時は、力の勝負、謀略、力のある貴族による抑止力。または、王家に申請して領地合戦や、決闘裁判、私って恵まれていたのね。



「そう。じゃあ、私を倒して・・自分の正義を実行するのね・・」


「ハハ、分っているさ。冒険者ギルドから通して、金をもらってやる分あんたは、まともってやつよ」


 アリサは銃を突きつけて、リグルーを膝立の姿勢を取らせ、後ろを向かせた。両手は撃ち抜いているので、手は挙げられない。


「ねえ、最初は何が、あったの・・転生者をどうやって、殺したの?」



「それは・・・・話したら、助けてくれるか?」

「無理ね。こっぴどく、負けた・・傭兵は、仕事来なくなる。死ぬより惨めな生活が来るから、殺してあげる・・ね」


「やっぱり、そうだよな。はじめはな・・・」




 ・・・僕はタロウ、今日も、魔物が大漁だ!この世界に来て、冒険者ギルドに登録して、滅茶苦茶稼いでいる!

「オークキング、大金貨10枚(100万円)でございます」「やったー、これで新しい武器を買える!」


「あいつ、すげーうちのパーティに引き抜こうぜ!」

「やめとけ、からんだ奴が、パンと撃たれたぜ!」



 ☆☆☆

「う~ん。何かつまらないな。女の子と組みたいな~!うん?何?」

「助けてください~村が傭兵団から略奪にあってますーーー」


 おお、狼の耳に尻尾、獣人ですかぁ?よし、女の子第一号!



 ・・・

「おら、無法はやめろ。盗賊ども!略奪をするな」

 パン、パンと銃声が響く。


「な、何だ、10人やられたぞ。俺らは正当な敵地から略奪しているだけなのに、何で人族が、助ける。意味不明だ。リグルー団長どうします!」


「撤退だ!」



「タロウ様、有難うございます。獣人族は、救われました。どうか、この村長の娘ルイをもらって下さい!末永くこの村を御守ください!」


「ええ、いいの?僕は探検の旅に出たいから、困るな。じゃあ、こうしよう。僕のシステムは、現地通貨で、武器や弾を買えるのだ!だから、皆に配るよ。盗賊追い払うまで、一緒に戦おうよ!」


「「「おおおおおーーーー」」」





 ・・・「それで・・・村と転生者は・・全滅したのね」



「!!やっぱり、わかるのか?あんた」



 タロウは不用意に村人に銃を配った。それがどんな結果になるかもわからずに。

 通常、武器の管理は、軍隊なら一括で保管、個人所有の銃でも鍵の付いた箱に保管が義務づけられている。


 保管する際は、玉を必ず抜く。


 パン、

「グワー、顔に、鉄ツブテがかすった!」

「何だ、[てっぽう]を少し、乱暴に、重たい部分を床においたら、鉄ツブテが出たぞ!」



 もし、作戦中、行軍中に武器を無くしたら、見つかるまで探す軍隊もあると云う。


「たろう様、悪りー[てっぽう]川にながしちまった。新しいの下さい!」

「ええ、仕方ないな」



 銃を配るのは、徹底的に規律が保持されている組織か、個人的に、信頼が置ける者に限られるはずが・・


 パンパン

「ち、一時、撤退だ!」


「なんだ、簡単だぜ。これ、タロウ様、いなくても良くねえ?」

「いや、弾出してくれなければ困るって、傭兵団を、追い出したら、殺して、村長の娘を取り返そうぜ」



 銃は撃ったら必ず整備が必要だ。一度使ったら、部品を分解して、ウエスで綺麗にふいて、工業用油などで拭く。炸薬のススや、薬莢の金属片や砂埃を除去しなくてはいけない。


「何だ、[てっぽう]がカチャカチャしなくなったぞ。壊れた。タロウ様新しいの下さい」


「いい加減にしてよーーーー大事に使ってよ。もうお金ないよ。後は僕の命を削って、武器を召喚しなければならないよ!」


「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」


「タロウ様、今夜初夜にしましょう」

「ああ、ルイだけだよ。僕の気持ちを分ってくれるのは」

「ねえ、恥ずかしいから先に裸になって、激しく動くから、武器が当たったら痛いから、部屋の外に置くね」

「うん」


 ダダダダダ、ガチャ

「タロウ様、もう武器出してくれるだけでいいや。ルイ、良くやった」

「へへへへへ、それじゃ、若衆頭と結婚させてね」


「ルイーーー」



「はははは、俺たちは何もしないで、村を包囲していただけだ、たまにからかって弾を使わせた。村が陥落した時は、転生者は縛られて、衰弱していた。あいつの命は[てっぽう]10丁分しかなったよ。あいつの命はあちらの世界では、高いかもしれないが、こっちの世界では平民の冒険者なんて安いもんよ」


「それで、ドワーフの職人に見せたのよ。何とか分解してみたら、中は砂埃だらけで、[引きがね]が引けなくなっていたとよ。後は大同小異よ・・」




 ・・・

「よし、皆、前進だ。あの村を救おうぜ」

「おお、俺らのチームは最高だぜ」

「いくよ。私が後方で全体を見通して、指示を出すよ!柵にいくまで勝負を決める!」



「おい、また、来やがったぜ。うっとうしい。適当に、正面に、人形でも立てておけ、森に隠した伏兵を奴らの突撃する横から、弓を撃ちまくれ。反対側からもな。奴ら、多少、遊撃戦は出来るかもしれんが、大規模な部隊活動を、本当に何知らないのよね~」


「・・・突撃破砕線ね。貴方優秀じゃない・・」


「へへへへ、一緒に組んで面白おかしく暮らさないか?」


「・・騎士様なら・・考えたね」


「ハハハハ、もういいや、最後にあんたの技を見れて嬉しかったぜ!」


 リグルーの笑い声が響いた。


 今日、俺は死ぬ。晴れの日で良かった。






最後までお読み頂きありがとうございます。

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