プロローグ
初めて書く作品です。温かい目で見てください。
「おい大佑、今日飲みにいこうぜぇぇ!」
大学からの帰り道、後ろからダッシュでぶつかり話しかけてのは高校からの悪友、佐竹博昭だった。
「いってなぁ博昭、まぁ今日バイトちょうどなくなったしナイスタイミングだわ。」
そう返すのは俺北原大佑21歳大学3年生だ。ちなみに彼女なし=年齢という悲惨な記録を持ってるのだ。
まぁ、身長はそこまで低くないし顔も自分ではそこそこだと思っているのだか、モテないのだ。彼女を頑張って作ろうとした時期もあったが好きになった人がテニサーのイケメンに告白されてるのを見て萎えてしまいそれ以来彼女も作ろうとする気にもなれないのだ。
「んじゃ、いつもの場所6時集合な。」
「あいよ。」
そう言ってダッシュで帰っていく博昭。相変わらずせわしないやつだなぁと思いつつ歩いてると
「あれあれ、大佑氏こんなとこで奇遇ですなぁ、なぁにそんなうざいやつに絡まれたみたいな顔しないでくださいよぉ。」
にやにやしながら歩いてくる大学2年低身長女子、早野奈緒である。
「ちっ、めんどくせぇな今忙しいから明日かまってやるから早くどっかいけよ。」
「またまたつれないこと言わないでくださいよぉ、今日博昭先輩と飲みにいくってこの耳でしっかりききましたよ、私も行っていいですよね?まぁ拒否されてもいきますけど。」
「わかったよ、6時いつもの場所な。」
「ありがとごさいますーセンパイ。」
「都合のいい時だけ先輩よびしやがってよ」
そのまま別れ家に帰宅しバックを放り投げそのままベットにダイブしつつ携帯を充電し6時まで暇と思いつついじっているとそのままぐっすり寝てしまっていた。
「はっ、やべ寝てた今何時だ。」
17:50
「嘘だろ...やべぇぇぇ、遅れるぅぅぅ。」
急いで身支度を整えバダバタと家を出ながら博昭にLINEで遅れるという連絡しつつ急いで集合場所であるなんかよく分からん人の像へと走っていった。
「10分遅れかぁ、待たせちゃったなぁ。」
ちょうどあと道路の向かい側で博昭と奈緒が手を振ってるのを見て、急いで突っ走ろうとしたら
「「危ない!!」」
ブオオオオオオ ドン!!
かつてないほど大きな衝撃を受け気づいたら自分は空を見上げていた。手や足が全く動かせず首を少し傾けると地面に赤い血が大量に流れていて手は通常ではあり得ない方向にまかっていた。
泣きながら駆けつけてくれる奈緒と博昭を見つけ涙が少し出てきてしまった。
まだやりたいことたくさんあるのにこんな簡単に終わってしまうのか。
あぁ、もしも神様いるんだとしたらこんな俺をもう一度助けてくださいとこころで願いながら静かに目を閉じた。
その日、北原大佑は21歳で死んでしまった。