人と云う名の、悲哀の連鎖。
“神様って、凄いね!どんな事でも出来るんだって!”
子供の頃に、聞いた神様についてのお話。
本当に凄いなと思った。
カッコイイなと思った。
心の底から尊敬していた。
だから、私は神様の事が好きだった。
嬉しい時、悲しい時、神様は私の傍にいて
この険しい道を共に歩いてくれる。上手くいかなくて、辛いときは、神様の御言葉に励まされた。
神様は私にとって憧れの人であり、もう一人の親でもあった。
素晴らしい世界。素敵な世界。
こんな処、他には無いだろうと思った。
でも、
そんなことなかった。
“神様、如何して私を御見捨てになられたのですか。”
そんな事を呟いて、嘆き悲しむ少女。
彼女の傍には、崩れ落ちてきた瓦礫と周りには飛び散った血が其の場所を真っ赤に染め、沢山の死体の山が積み重なっている。
少女は一瞬にして、沢山の物を喪った。
“何で、如何して”
そんな言葉が、少女の頭の中を駆け巡る。
絶望のどん底に立った気分は、計り知れない物であろう。
だが、此れは少女にも神にも、罪はない。
争いは、御互いを哀しませる “凶器” である。
例え、勝って利益を得たとしても、損なった物は無いとは云い切れぬだろう。
頭同士の争いなら、未だ良い。
然し、下僕を巻き込んでの争いは、周りの事を考えない奴等のやる事だ。
私は今、戦争の無い、平和な世界で過ごして居る。
其れが何れ程幸せな事なのか、もう一度考え直す冪だ。
此れは私の為に作った物語。
自分に云い訊かせる為に作った物語。
少女が何の様な結末を迎えるか。
其れは、貴方の御想像次第であります。
一つの判断で、多くの喜びと悲しみが与えられるでしょう。
その為に、私達は学び、育ち、後悔のない判断をして行くのだ。