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67・勇者だらけ。

 ケンジ君、只今ボコられ中でーす。

どうも反撃する気は無いらしい。

オーイ、その辺で勘弁してやってくれよぉ。


「あー、そうですね。すみません。

皆気が済んだかい? 

後は記憶が戻ってからタップリお仕置きと行こうよ」


どうやらコイツがリーダーらしいな。

神官なようで回復魔法をケンジに掛けると他の連中に押さえさせて杖で

コンコンと叩きだした。

驚いたことにケンジの体から妙なモノがポロポロと出てきた。

なんだこりゃ? 


「へぇ、ほとんど透明になっちゃってる。

オレのよりもずっとキレイになってるってことは浄化魔法でやったのかね?」


あー、そうだった。

浄化の魔法を掛けまくってたんだ。

魔力も体力も戦闘力もソレで徐々に強化されてたんだ。

コイツの「呪い」ってコレのせいだったのか? 


「元は真っ黒けの邪龍の魔石ですからね。

いろんな呪いめいた効果が出てたはずですよ。」


ケンジの頭からも出てきたんだがソレはでてきたらケンジの頭よりデカかった。

どーなってんだ? なんでこんなデカいものが頭の中に入れたんだ?! 


「邪龍のなんで普通の魔石とは違うんですよ。

半分幽霊みたいな代物なんです。

あ! 触らないで下さいね。取り憑かれるかもしれませんから」


そう言うと神官は魔力のヒモでささっと魔石を集めるとアイテムボックスに

放り込んだ。


「まあ、記憶が戻るまでにはもうちょっと掛かるみたいだけど……

なにか思い出せたかい?ケンジ君」


「お前らが仲間だってのは分かった。

スマン! 名前が思い出せないんだ。

お前がイケメンだってコトは分かるんだが……」


「ハハハ、それが思い出せればイイよ。

後はボチボチだね」


『邪龍の魔石ってコトはもしかして……ガラージャの……ですか?』


「! なんでソレを!? 

アレはこの世界の龍では無かったのに! 

あ! まさかと思うけど、勇者ギー……す、すみません転生されてるんなら

前世のことは禁句でしたね」


『いえ、どういう加減だったのか記憶が残っちゃってるんで気にしなくて

イイですよ。

邪龍のガラージャを始末してくれたのはアナタ方だったんですか?』


「あー、オレ達は見学というか補助というか足手まといというか……

倒したのはオレ達の師匠です。

まあ、最後に邪龍が魔石を爆発させたのでオレ達はみんなアノ魔石の欠片に

取り憑かれちゃったんですよ。


オマケにケンジとユウジが他の世界に向けて開いちゃった「穴」に落ちたんです。

オカゲで休日その他返上で捜索しまくるハメになっちゃいましてね。

鬱憤晴らしにケンジもユウジも殴られたって訳です」


同じような目に遭ったヤツも居たのか。

勿論、鬱憤には心配も入ってるんだろうけどな。

でもまあ、ケンジはお迎えが来てくれたわけだ。

アノ魔石の欠片のせいだった呪いもコレで解けたから問題は全て解決だな。


そう思ったら脳筋勇者とキティがケンジの仲間の一人と話し込んでいた。

いつの間にかチビドラゴンがソイツの頭に乗っかっている。


脳筋勇者を伸したのって……まさか、コイツなのか? 

そう言えばケンジの仲間のパーティって勇者だらけみたいな話をしてたな。


なんだってこんなに勇者ばっかり集まって来てしまったんだろうと

なんだか頭痛がしてきたレオ君なのでした。

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