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45・訓練場。

オレ達がドコで訓練やら模擬戦やらをしてるかというと公爵家の訓練場だ。

意外とご近所だったんだ。

もっとも貴族街と平民の地区には仕切りな壁が設置されている。

門があってそーいうところの警備もオレ達街の警備兵の仕事だったんだ。


通行手形を持ってるとそれほど疑われずに出入りできるんだな、コレが。


公爵家には多少の私兵が常駐している。

さすがに勇者に挑んでみようってヤツは居なかった。

でも、見学というか見物人は途切れない。


初級をやってみるヤツもいるしな。

でもね、初級でもやっぱりキツイんだよね。

なのでケンジや勇者に相談して初級のマイナーチェンジをしてみた。

コレは私兵たちには評判が良かったね。


「頼んでもいないのに訓練メニューを造ってもらって悪いね。

君たちの訓練を見させてもらうだけでも連中には刺激になってたんで

有り難かったんだよ。

なにか礼でもしたいところなんだが?」


別に要りませんよ。

ココを使わせてもらってますし神殿への紹介状を書いて頂きましたしね。

まあ、まだ神託は頂けてません。

王が代わったせいで儀式がてんこ盛りだそうですからね。

一月ほど待って欲しいと言われましたよ。


「前王は可も無く不可も無い方だと思われてたようだがそれでもキチンと

大した変動も無く王国を運営されていたからな。

何事も無く平穏無事に日々を過ごすってのも結構大変なことなんだよ。

王なら特にね。


今度の王はまだお若い。

王太后さまや我々がなんとかお支えするしか無いだろうね、暫くは」


この方は前王の弟だった。

自分が王になりたいとか思わなかったのかね?。


「ソレが王国のためになるとはとても思えなかったんだ。

前王の他にも有資格者は多かったしね。

余計な混乱は魔王が台頭してきていたあの時期には不要だったんだよ」


王子に生まれたなら王になってみたいと思わないわけは無いだろう。

この方は王になってもきっと前王のようにそつなく王の役目を果たせたと思う。

リリア様とガリィ様のことも多分関係してるのかもしれない。


王にならなくても王国を支える大きな柱の一本なのは間違いないね。


そんなノンキな日々に乱入者があった。

アリィだ!。

桶娘に抱かれて突然訓練場の真ん中に現れた。

ギリィ様の別荘に居たはずなのに……転移してきたのか? 


まあ驚いたね。アリィのヤツ……デカくなってやがったんだ! 

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