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俺と私は紙一重  作者: ねむ44
19/23

白く、白く、白く。

最近は一日一日の内容が濃い。

と言うか、男子時代よりも女子になってからのほうが毎日をEnjoy!!してる気がするよ。

なんだかんだで友達ができて楽しく過ごせているし、やっと環境が整ったって感じだね。


「つんつん」

「ん? どうしたのほたる?」

「…………」

「え? なに?」

「暇」

「……はいはい、おいでおいで!」


俺は自分の太ももをぺしぺしと叩いて合図すると、ほたるが座ってくる。


「最高の座り心地。いつも柔らかい」

「そう? なんだか恥ずかしいな……」


ほんわか会話をしていると、恵が近寄ってきて、母親のように優しく微笑む。


「姉妹みたいだねー」

「そうでしょ。ね、お姉ちゃん。」

「ねー、ほたるちゃーん!」


ん?何か、恵に問い質さないといけないことがあった気がするんだけど……


「そうだ! あれだ!」

「……!!」


俺がいきなり叫んだため、ほたるがビクッと震えた。びっくりしちゃったのね。ごめん。


「ほたる、一瞬降りてくれる?」

「うん。いいよ。」


ほたるが降りると同時に俺は立ち上がり、恵の腕を引いて教室の端に行く。


「えっとぉ……なに?」


プールに行ったときの恵の反応、表情を換算した結果、俺はある一つの可能性に辿り着いた。


「恵、寄土のこと好きでしょ?」

「なっ……なっ……」


ほうほう。

わかりやすくあわあわしていらっしゃる。


「どうした? 二人でこそこそして。」

「「わあっ!!?」」

「ん?」


寄土があらわれた!


恵は顔を真っ赤にして口をぱくぱくさせているだけで、全く使い物にならない。

仕方なく俺が言い訳することにした。


「うひひっ、ガールズトークだよん♪」


どうじゃ!勇気出してやってみたったぞ!


「お、おお……」


寄土の頬もほんわりピンク色に染まった。

効果はばつぐんだ!俺はやったんだ!


「今の霜北、可愛かった……」


ピシピシ、パリンッ!


俺は空気が砕ける音を確かに聴いた。

ギシギシ、ゆっくりと後ろにいる恵のほうに目を向けると……


「…………」


思考が停止しているのか、真っ白になっていた。

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