白く、白く、白く。
最近は一日一日の内容が濃い。
と言うか、男子時代よりも女子になってからのほうが毎日をEnjoy!!してる気がするよ。
なんだかんだで友達ができて楽しく過ごせているし、やっと環境が整ったって感じだね。
「つんつん」
「ん? どうしたのほたる?」
「…………」
「え? なに?」
「暇」
「……はいはい、おいでおいで!」
俺は自分の太ももをぺしぺしと叩いて合図すると、ほたるが座ってくる。
「最高の座り心地。いつも柔らかい」
「そう? なんだか恥ずかしいな……」
ほんわか会話をしていると、恵が近寄ってきて、母親のように優しく微笑む。
「姉妹みたいだねー」
「そうでしょ。ね、お姉ちゃん。」
「ねー、ほたるちゃーん!」
ん?何か、恵に問い質さないといけないことがあった気がするんだけど……
「そうだ! あれだ!」
「……!!」
俺がいきなり叫んだため、ほたるがビクッと震えた。びっくりしちゃったのね。ごめん。
「ほたる、一瞬降りてくれる?」
「うん。いいよ。」
ほたるが降りると同時に俺は立ち上がり、恵の腕を引いて教室の端に行く。
「えっとぉ……なに?」
プールに行ったときの恵の反応、表情を換算した結果、俺はある一つの可能性に辿り着いた。
「恵、寄土のこと好きでしょ?」
「なっ……なっ……」
ほうほう。
わかりやすくあわあわしていらっしゃる。
「どうした? 二人でこそこそして。」
「「わあっ!!?」」
「ん?」
寄土があらわれた!
恵は顔を真っ赤にして口をぱくぱくさせているだけで、全く使い物にならない。
仕方なく俺が言い訳することにした。
「うひひっ、ガールズトークだよん♪」
どうじゃ!勇気出してやってみたったぞ!
「お、おお……」
寄土の頬もほんわりピンク色に染まった。
効果はばつぐんだ!俺はやったんだ!
「今の霜北、可愛かった……」
ピシピシ、パリンッ!
俺は空気が砕ける音を確かに聴いた。
ギシギシ、ゆっくりと後ろにいる恵のほうに目を向けると……
「…………」
思考が停止しているのか、真っ白になっていた。




