☆52☆
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炎華と竜破は教室に行き、事件の検証を始めた。
竜破が、
「コーヒーに毒が入っていたとして、一番怪しいのは秋菜だな。何しろ、春海にコーヒーを持って行ったのは秋菜だからな。しかし、あの時、残っていたカップは偶然、残っていたカップで、コーヒーと砂糖も全員、同じ物を使っていた。そこに毒が入っているはずはない」
炎華が、
「その上、あの時、秋菜はお盆を両手で持っていたわ。両手が塞がっていて、毒を入れるチャンスはなかったはず」
竜破が、
「やっかいだな。また不可能犯罪かよ」
「そうでもないわよ」
炎華が微笑を浮かべると、
竜破がすかさず、
「美少女名探偵☆雪獅子炎華ちゃん的には、犯人の目星がついてるって事か?」
「まあね」
竜破が瞳を見張り、
「マジかよ!? 誰なんだよ!? 犯人は!?」
炎華が、
「その前に確認したい事があるの」
竜破が、
「俺に答えられる事なら何でも聞いてくれ」
炎華が人差し指をあげ、
「まず第一に、放課後、美術室を最初に開けたのは誰かしら?」
竜破が、
「恐らく冬子だろう。俺と巡が美術室に入った時は、冬子と秋菜しかいなかった」
炎華が、
「秋菜は贋作を描く準備をしていたかしら?」
竜破が、
「やってたね。控室に入って、絵とイーゼル、他の道具やらを、控室から引っぱり出してたな」
炎華が、
「それは、春海の絵とイーゼルや道具も取り出していた。という事かしら?」
竜破が、
「そりゃ炎華も見た通りだよ。あの時、秋菜は『春海の絵が完成しなきゃ、贋作のあたしの絵も完成しないから〜』とか言って、春海の絵とイーゼル、道具を取り出してたぜ。その後、炎華が来る前に、冬子が部員の絵を取り出して、美術室にズラッと並べたんだよ」
炎華の瞳が煌めく、そして、
「これで、すべての謎が解けたわ。ありがとう、竜破。明日、ケリをつけるわ。すべては、春海しだいだけど」
竜破が、
「それって、もしかして、春海が死んだらって事か?」
炎華が、
「そうならない事を祈るだけよ」




