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☆45☆
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春海は遅くまで美術部に残る時、キャンバスをしまわず、絵も道具も、そのまま残して帰る。
それを片付けるのは、朝の八時前になって、やって来る美術教師で、今朝もイーゼルと道具が散らかっている室内を見て、さっそく片付けようとしたが、肝心の絵がない。
そこで、春海に連絡したところ、
春海は絵をいつも通り、
イーゼルに乗せたまま帰った、と言う。
美術教師は部長の冬子に連絡し、
冬子から全部員に話が伝わった。
さらに、巡から竜破、竜破から炎華へと話が伝わったのだ。
美術室には秋菜が真っ先にやってきて、
ほぼ同時に冬子も合流した。
二人は美術室と控室に春海の絵が
ないか、手分けして探した。が、結局、春海の絵は見つからなかった。
という次第である。
この場に集まったのは、
冬子、
秋菜、
七美、
巡、
竜破、
炎華が、
「春海は来てないのかしら?」
秋菜が、
「春海はもう少し寝てから起きる、と言ってたわ」
炎華がクスリと笑い、
「春海らしいわね。確か、あともう一人いたわよね。何と言ったかしら? あの小柄な男子生徒は?」
冬子が、
「田中は体調が悪くて、今日は学校を休むそうよ。担任の先生にも、そんな電話があったそうよ」
炎華が、
「そう。それじゃ、美術室の中を見てみようかしら」
炎華が美術室に入る。




