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☆44☆
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翌朝、
竜破からまた電話が掛かってくる。
『また学園で事件だぜ、炎華。今度は絵画消失事件だ』
炎華は、
「そう。すぐ行くわ。詳しい事はその時に話してちょうだい」
炎華が携帯を切る。
ベッドの上で我輩を持ち上げると、
「また事件よ、ユキニャン。恐らくまた春海絡みね。次から次へと、よく事件が起きる学園ね」
と言ってクスリと笑う。
炎華が出掛ける用意を終えて、
新宿プリンスホテルを出る。
虹祭学園はここから歩いて十分ほどの距離である。
校門で待っていた竜破と合流する。
炎華が、
「いったい何が起きたのかしら?」
竜破が、
「春海の絵が無くなった。密室でな」
炎華が苦笑する。
「また、密室、ね」
美術部には冬子、秋菜、巡、七美がいた。
炎華が、
「春海の絵がなくなったそうね。詳しく話してちょうだい」




