表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/58

   ☆24☆


   ☆24☆


「なんだ巡か、お前、美術部員の割には来るのが遅いな」

 巡が、

「なんだ巡か、とはご挨拶ね。美術部員だからといって、いつもいつも早く来るとは限らないのよ。ていうか、あたしがいつ来ようと、あたしの勝手でしょ」

 炎華が、

「喧嘩中に悪いけど、春海の絵も充分見たし、没作品も見たから、もう十分よね。私たちはもう帰るわ」

 竜破が、

「まあ、まてよ、そんなに慌てなくもいいじゃん。そっちは誰なんだ?」

 巡が、

「部員の七美(ななみ)よ」

 七美はボブカットのサイドテールを揺らしながら、ペコリと挨拶した。

 タレ目がちの目、

 目元に涙ボクロが一つある。

 他に、これといった特徴もない、ごく普通の少女である。

「七美です。炎華ちゃん、ヨロシクね」

 炎華が、

「名乗った覚えはないけれど」 

 七美が、

「ゴスロリ美少女名探偵☆炎華ちゃんって、学園中でもう、凄い噂になってるよ。律華先生も生徒を捕まえて噂してもん」

 竜破が驚き呆れ、

「律華のやりそうな事だ」

 炎華が、

「まあいいわ。ついでだから、巡と七美の絵も見ようかしら」

 巡が、

「今描いてる絵でいいわね。持ってくるわ」

 七美が、

「うう〜。人に見せるなんて、緊張します〜」

 巡が、

「あら、いつも美術部員が見てるじゃない」

 七美が、

「あの、ほら、今日は絶世の美少女名探偵☆炎華ちゃんが見てるから、ですよ」

 巡が、

「炎華はまだ子供じゃないの。気にする必要はないわ。竜破に見られるのは、何となくしゃくにさわるけど」

 竜破が、

「そういう事は俺に聞こえないように言ってくれないか、巡」

 巡が、

「あら、わざと聞こえるように言ったのよ。気に障ったのならゴメンなさい」

 竜破が、

「炎華、ああいう女にだけはなるんじゃないぞ、誠意の欠片も感じられん」

 炎華が、

「どうでもいい事よね」

 竜破が、

「相棒をそんな無下に扱っていいのか?」

 炎華が我輩を抱きしめ、

「私の相棒はユキニャンだけだもの、ねえ、ユキニャン」

「ニャウ〜ン!」

 我輩は肯定した。




 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ