第3話☆13☆
第三話
〜盗撮事件の謎〜
☆13☆
リンゴ少女、小森の説明を要約すると、
虹祭学園女子バレー部は、
さほど強いわけではなく。
万年予選落ちの弱小バレー部であった。
楽しくバレーが出来れば、それでいいじゃないか。という、仲良しサークル的なノリの部であった。
しかし、
今年入った一年生に、とてつもないルーキーがいた。その名を、
小月美久といった。
小月美久は中学の全国大会優勝経験者である。
なぜ強豪バレー部のある名門校に進学しなかったのかは謎であるが、ともかく、以来、女子バレー部の雰囲気は一変した。
小月美久による半強制的な恐るべきシゴキ、スパルタ式の地獄の特訓を始めた。
毎日のように小月にシゴかれ、練習試合に負けようものなら、
小月美久による、
一時間以上の反省会という名のお説教が始まる。
それはもう毎日毎日、地獄の日々が続いたが、十勝部長小牧副部長も小月にはさからえなかった。
なぜなら、小月は女子バレー部顧問の絶対的信頼を勝ち得ていたからである。
ちなみに、その顧問の先生は、
岡月律華先生である。
そんなおり、
またまた練習試合にボロ負けした女子バレー部の部員は、またまた小月のお説教を、女子ロッカーの着替えの最中に謹聴するハメになった。が、
なんと!
その着替えを盗撮した画像がインターネットに流出したのである。
いったい誰が?
どんな目的で?
そんな事をしたのか?
ちなみに、その事件以来ずっと、女子バレー部は活動休止となっている。
休止の理由は、
事件の真相が全く五里霧中なうえ、謎の犯人による再犯の可能性が非常に高く、また盗撮されたら生徒的にも、学園的にも困る、という話である。
リンゴちゃん小森は、シゴキは嫌だったけど、バレーは大好きなので、何とか現状を打破したいと思いつつ、何の手立てもなく悶々とした日々を送っていた。
軽食部を掛け持ちしたのは、甘い物で憂さ晴らしをするためである。
そんな時、炎華の鮮やかな推理を目の当たりにして、一も二もなく炎華に飛びついたのだ。




