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天使が残した願い

2013年冬。俺は美桜という女子高生に会う。美桜はすでに退院をしていたため、俺は美桜の連絡先を知らなかった。しかし、怜奈が残した携帯に連絡先が登録していたため、俺の携帯に登録した。

 俺は美桜に連絡をする。

「初めまして。大石一茂です」

「大石君?怜奈ちゃんの彼氏さん?」

「ああ、そうだけど。」

「怜奈ちゃんは?」

「数年前に亡くなった。」

「うそでしょ?」

「そうだけど。」

「今、女子大生で病院の先生を目指しているんです」

「ぜひ、会ってほしい」

 俺は美桜に会うことに。美桜は黒髪ロングの女子大生で実は同い年だったという。

 入院をしていたため、遅れて大学を入ったという。怜奈が入院していた頃、美桜は女子高生だった。美桜は俺たちと同じ高校で行事がない事に気付き、そのことを教員に話すと俺たちがいた頃に起きた事件が原因で無くなったと言われていた。

 美桜はそれが許せずにいた。俺は美桜にいじめ集団が起こした事件のせいで高校の行事が無くなったと知らせると泣いていた。

「高校で行事が無いから辞めたいと思ったの。高校三年間、何も思い出がないままでいたら、どうしようって焦っていた。」

 美桜は高校一年の頃、行事を行うと言われていたが、一部は無かった。それは修学旅行だった。

 修学旅行でトラブルが起きるとなるため、取りやめになった。

生徒たちからは怒りを買ってしまい、保護者からもクレームがあった。いじめ集団を隠蔽した疑いがあるとなると、高校中退者は増え、高校は廃校になったという。

 俺は母校が廃校になったことや母校が甲子園に出場できなかったことなどで悔しい思いをした。俺はいじめ集団への怒りは収まらず、まだ鎮火したままだった。

 


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