一茂ともう一人の天使
2012年夏。俺は莉子に告白された。俺は俳優活動で忙しいため、俺が所属する劇団の手伝いをしてくれないかと彼女に言うと、承諾してくれた。莉子はエキストラでドラマに出演したことがあると教えてくれた。
俺は莉子に告白されたときは、怜奈のことを忘れなかった。俺の部屋に怜奈の人形を置いており、寝るときは一緒に寝ているようであった。
莉子は俺にデートの誘いをしていた。莉子は神奈川県から北海道に引っ越してきており、里帆とくるみは東京都から引っ越してきた。
俺は莉子以外に里帆やくるみを誘った。莉子は元々、俺のファンの一人で、里帆やくるみも同じだった。
俺と莉子は以心伝心で、好みや趣味が一緒だった。里帆はクールな女性で、くるみはいつも笑顔がたやせない女性だった。
俺はくるみたちと連絡を取り始めた。くるみは犬の写真のアイコンで、莉子は猫の写真のアイコンだった。
遥は髪を下ろしていて、大人びいた雰囲気の女性だった。俺が覚えているのは、あの子が高校にいたことだけだった。
俺は「雪の天使」の常連客だったので、俺のことを知っていた遥はいつも被っている帽子が目立っていたという。店の前に灰皿の目の前でタバコを吸っていたことも知っていた。
夏休み中、俺は莉子たちを連れて、海に行ったりしていた。海ではバーベキューをして、海から見える夜空を見ていた。そこでは蒼い星屑が見えている。