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84/1994

84_おでんの主役

おはようございます。きんぴらです。


——


 私はおでんが好きだ。


 だがコンビニでは買わない。お決まりの衛生面で信用していないからだ。


「何時間あそこにいるのかな?」

「ちゃんとずっと蓋してたかな?」

「客の唾液が飛んでないかな?」

「虫入ってないかな?」


 などと解決しようとも思わない疑問が浮かぶのだ。そんな疑問を解決する暇があるなら、インスタントのおでんを買うか、一から家で作った方がよっぽど有意義な時間を過ごせるというもの。


 私はおでんが好きだ。


 寒くなってきて、昨日無性におでんが食べたくなった。寒い時期といえば鍋が定番だが、負けじとおでんも美味しいし、人気がある。衛生面を考慮すると、私が安心して食べるためには自炊が最善の選択と言える。


 私は早速おでんの材料をスーパーに買いに行った。


 私は嫌いな食べ物はゲテモノ料理以外はほぼないが、突出して好きなものがある。その頂点に君臨するのがきんぴらごぼうであるわけだが、今日はおでんの具についての話だ。ちなみに、善玉コレステロール値が低いため肉はいれられない。


 スーパーを歩く私にはすでに狙いのものがあった。


 それは大根。


 大根はおでんつゆを吸って最高に美味しくなる。おでんつゆの味が最もしみ込むと言ってもいいのではないだろうか。それに便通にもよい。慢性的に便秘な私はこのような食材を重宝する。美味しくて体にもよい。最高だ。ちなみにコスパもとてつもなく良い。


 私はおでんの具の中ではダントツで大根が好きだ。もちろん購入した。


 次のターゲットはこんにゃくだ。


 こんにゃくは歯ごたえが好きだ。おでんの具の中で最も歯ごたえがあるように感じる。もちろんスジ肉があればそちらの方が歯ごたえはあるだろうが肉は対象外だ。おでんつゆをそれほど吸わないので、正直ただこんにゃくを食べているような感覚に陥るが、それを差し引いてもおでんには必要な存在だろう。


 次のターゲットはゆで卵だ。


 ……わかっている。反則だ。肉はダメなのに卵はよいなどと理屈が通るわけもない。どちらも動物性脂をしっかり摂取する食材だからだ。ただ、これだけは言わせて欲しい。


「ゆでたまごだけゆるして」


 ゆでたまごは美味しい。それにモーニングについてくる。1日上限2個として許可している。準完全食として栄養バランスが非常によいのだ。これを取り上げられたら私は何を食べればよいのだ。


 ゆでたまご割った後に君がつゆを吸って味に深みが出る。ただでさえ味の濃い黄身と少ししょっぱいおでんつゆのコラボレーションは味を高め合う。それでいて準完全食だ。おでんに入れない理由がない。


 次は……以上だ。


 私のおでんの具は以上。3つだけ。


 この3種の具だけが入ったおでんが私の家で作られた。大根は厚く輪切りにして、こんにゃくは3角形になるように切って両面に切れ目を入れる。卵はゆで卵を作って先日紹介した綺麗に割る方法で見事にするりを殻をむき、鍋の中に放り込む。


 夜のうちに仕込んでおいて、今日の朝食としていただいた。


「うますぎる」


 大満足の出来。からしを買い忘れたからカフェの帰りにでも買ってこよう。まだ具はあるから夕食もおでんになりそうだ。楽しみである。


 東京では今日、午後から雨が降るらしい。天気予報のお姉さんが言っていた。カフェの帰りにからしを買って、読んでいる小説の続編を購入して、レモンサワーを飲みながらおでんを食べて、小説を読もう。


 今日もいい日だ。




きんぴら


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