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82/1994

82_台風14号

おはようございます。きんぴらです。


——


 私は台風が好きだ。


 大切なことなので最初に。


 決して不謹慎なことを言うつもりはない。


 台風の被害に遭った方々には本当にお気の毒だと思うし、心が痛むことも多い。台風で熊本が大きな被害に遭った時には募金もした。できれば台風の被害に遭いたくないと思うし、誰も遭って欲しくないと思う。


 だが、私の心には台風が近づいてくるとわくわくしてしまう、少年のような気持ちが残っているのだ。


 強い風、横殴りの雨、鳴り響く雷鳴。普段とは違う、特別を感じてしまうのだ。


 幼少期の頃も、台風が近づいてくると、学校が休みになるのではないかと期待をしながら、雨の中を庭で走り回ったりもした。


 怖いなぁと思いながらも、誤解を恐れずにいうなら、心の隅でその状況を楽しんでいる自分がいるのだ。


 ちなみに雷がなっている時、私は窓を開けて外を見ていることがよくある。飽きるまで、「また光るかな」と空を眺めているのだ。これも非日常からくる高揚感が原因だと思っている。


 危ない考えだとは思うのだが、その行為が誰かに迷惑をかけているわけではないので良しとする。


 ただ、そんな私でも理解できない状況がある。台風の時に氾濫寸前の川に行ったり、荒れ狂う海を見に行く人の心理だ。


 私は非日常が好きだが、危険を伴うのは好きではない。


 資産管理でもポイ活でも、私はリスクを負わないように心がけている。生活でもそうだ。なるべく自分に危険が及ばないように生活している。食生活にしろ、生活リズムにしろ、気を遣っているのだ。


 時々いる台風の時に海に近づく人たちは、私より危険な考えの人なのだろう。私ではその心中を想像することしかできず、何を考えているのか確信には至らないが、


「自分は大丈夫」

「命を捨てでも見に行きたい」


 などと考えているのではなかろうか。

 怖いなぁ。怖いなぁ。


 少なくとも「自分は大丈夫」に関しては間違いだろう。冷静な判断ができる人は、他の人が命を落としている時点で自分が同じ行為を行ったら、自分が被害に遭うことも想像に難くない。


 「命を落としてでも見たい」についてはどうなのだろう。私の感覚では、その光景より命の方が重要だと思うが、その人が考える自分の命はそれほど価値がないものなのかもしれない。私は私に価値があると思っているので、絶対その考えには至らないのだが……これに関してはもしそう言う人がいるとすれば、真正面から否定できない気はする。


 まぁ何れにせよ、川に流されでもしたら多くの人が迷惑することになる。レスキュー隊の捜索、救助活動、近親者の精神的不安など、多岐にわたる。自分の命を軽んじているから、自分は死んでもいいのだろうが、それで周りの人に迷惑をかけるのはやめてほしいと思う。


 ……書いていて思ったのだが、私はやはり冷たい人間なのだろうか。


 だが自分でそれに気づけたところはまだ救いようがあるのだろう。血の通った温かい人間だと信じて書き続ける。


 これを書いている段階(10/9 金曜日)では台風14号が九州に近づいている。そして土日曜日で私のいる東京の方にやってくる予定だ。


 日本列島に艶めかしく沿ってくるコース。厭らしい台風だ。


 東京に台風が来たらまた私はわくわくしているのだろう。


 窓から灰色の空、夜なら真っ暗な空を見上げて怪しい笑みを浮かべているのだろう。決して良質ではない非日常を、酒と一緒に味わうのだ。


 ただ、私は台風は怖いものだと認識している。


 子供のころは庭も広くて川も近くになく、安全だったので外に出ていたが、大人になってからはさすがに外に出なくなった。部屋の中でチキってわくわくしているだけだ。


 今回の台風も降雨量が多く、非常に危険な台風だと認識している。皆さんもなるべく家から出ないようにして、身の安全を確保してほしい。家でも不安な方は近くの避難所に早めに避難してほしい。


 決して氾濫寸前の川や、海に近づかないようにしよう。


 もうすぐハロウィンがある。そのあとはクリスマスだ。そしてその直後には大晦日と正月。寿命以外で命を落とすには惜しい時期ではなかろうか。




きんぴら




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