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77_トリプルパンチ

おはようございます。きんぴらです。


——


 私はカフェが好きだ。


 カフェにはいろんな人が来る。老人、カップル、親子、サラリーマン、競馬予想のおじさん、その他様々。


 もちろんそれぞれの人に特徴がある。


 音楽を聴きながら本を読む人。純粋にコーヒーを楽しむ人。会話を楽しむ人。仕事をする人。みんな何かしら目的を持ってカフェにやってくるのだ。もちろん私もその一人。


 楽しみ方は人それぞれだ。ダメということはないと思う。


 だが9月29日、これはさすがにと思ってしまった。


 私が仕事をしていると、仕事ができそうな短髪で長身の爽やかサラリーマンが私の隣のテーブルに腰掛けた。注文したのはアイスコーヒー。声も芯があって聞き取りやすい。見た目からも喋り方からも自信が伝わって来る。きっと仕事ができる人なのだろう。


 だがその人は注文するや、貧乏ゆすりを始めたのだ。私の苦手な貧乏ゆすり。


 視界の隅に動くものがあると気になってしまう。何をするにしても貧乏ゆすりをする人が近くにいると集中できないのだ。


 その人の貧乏ゆすりは激しかった。両足を交互に小刻みに動かす。まるでツインバスドラを高速で踏み鳴らすように。


 ああ〜ダメだ。集中できない。と思っていると、その人はパソコンを取り出した。どうやら仕事をするらしい。仕事中の一服というわけではなさそうだ。パソコンを出したということはガッツリやるのだろう。


 リズミカルにパソコンがキーを押す音が私の耳を叩く。それに関しては特に問題はない。何なら私も隣でタイピングをしている。ある意味セッションだ。


 ターーーーーーーン!


 はい出ました。『ターン』です。


 これも気になる人は気になる。パソコンのEnterキーを爆音がするほど強く叩く人がいるのだ。私はそれが超苦手。


 なんでそんなに強く叩く?


 気になって仕方がない。


 そんな『ターン』に嫌気がさし始めた頃、起こった事象に私は目を……正確には耳を疑った。隣で喋り始めたのだ。


 一人で来店したところは確認している。私の視界で彼の正面の席には誰もいないことも確認済み。独り言……? と思って顔を横に向けると、なんと普通に電話していたのだ。


 カフェの中での電話は多くの店でNGとされる行為。大体の人は外に出て電話をする。厳しい喫茶店だと、店員が外で電話するよう口頭注意をするケースもある。


 私は隣で会話されることが苦手なのだが、友人と会話しているのは楽しそうだと思う。ただ私が苦手なだけなので、私がそっと席を離れるだけだ。その人たちに嫌悪感を抱くことはない。


 だけど電話となれば話は別。完全なマナー違反と捉えて、私は嫌悪感を抱いてしまうのだ。



 貧乏ゆすりをし、カフェで当たり前のように電話をし、極め付けに『ターン!』。


 私は猛烈に嫌な気持ちになって彼が席についた5分後には店を後にした。


 初めて出会った。私の苦手なものを3つ同時に披露する人と。

 


 これが直近でショッキングだった話だ。トリプルパンチ。


 多分こんなことを気にしない人もいるのだろうが、私はものすごく気になってしまう。損な体質だと思う。気にならなければそのままカフェで仕事を続けられるのに、わざわざ場所を変えるのだから。効率が悪くなる。


 しかし気になってしまうものは気になってしまう。仕方がないことだ。それは受け入れて、なるべく自分がストレスを抱えないように、より良い場所へ移動するほうが幸福度は高まるのだ。細かいことを気にする体質の自分を受け入れて、その上でどうするのがベストか考えならが引き続き生きていこうと思う。


 私のように細かいことを気にしてしまう人は、ストレスもたまりやすいと思う。ストレスになる事象が近くにある場合はなるべくそこから距離をとるようにしよう。


 トリプルパンチを避けて、幸福度を高めていこう。


——


 電話だけ……、貧乏ゆすりだけ……、ターンだけ……なら耐えられることもあります。特に電話は少し経てば終わることが多いので、特段問題にはならなりません。ターンは音楽を聴くことで遮断することもあります。だけど貧乏ゆすりはマジで無理なのでよく店を変えます。3つ同時は我慢のしようがありませんでした。


 今回もそうですが、引き続きストレスを抱えず、かわしながら頑張ります。


 それでは今日も頑張っていきましょう。



きんぴら


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