72_傘
おはようございます。きんぴらです。
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私は傘が好きだ。
傘が好きと言っては語弊がある。傘を買うのにもこだわりがあるのだ。
基本的には2択。
1つはビニール傘だ。主に散歩や、一人でカフェに行くときに利用する。
ビニール傘の良いところは、透けているので傘をさしていてもはっきりと進行方向が見えること。雨の中だと、歩いている人は傘で視界が狭まっている。せめて詩文だけでも見えていれば、トラブルが起こる可能性を減らせるということだ。
ただし、機能面においても重要でなるべく骨は柔らかいものを選ぶ。これは風が強い日でも柔軟に対応できて、壊れないからだ。
そして65~70cmの大きめのものを買う。これは私がリュックを背負っていることが多く、リュックが濡れないようにカバーできる機能を傘に求めているからだ。
もう1つは黒色のシックな傘。こちらの傘はおしゃれな店に行くときや、友人と会うときに使う傘だ。
水はけが良いことは大前提で、傘を畳んでとめるとき、さらさらである感触であることが望ましい。あの生地はポリエステルなのだろうか……ナイロンなのだろうか……わからない。
どっしりと構えてほしいので傘の骨に関しては屈強なものを選ぶ。折れてしまうと格好がわるいので風に逆らわないように使用する。
大きさは65~70の大きめのサイズ。理由はリュックを覆うため。
例外として、折り畳み傘をリュックに常備している。これは突然の雨に対応するためだ。朝、家を出る前に天気予報を確認する私にとって使う機会はあまりないので、特にこだわりはない。今利用している折りたたみ傘も、何年も前に妹がプレゼントしてくれたものだ。
なので購入した傘それぞれに対してそれなりの思い入れがあるのだ。
ここからが話の本題なのだが、私は傘泥棒がどうも許せない。
みなさん傘が盗難にあったことは多くの人が経験していることだろう。これは私の考えなのだが、全盗難の中で最も多いのが傘の盗難だと思っている。
というのも、私の人生の中で、一番盗まれたことが多いのが傘だからだ。
傘は盗まれるべくして盗まれていたような気がする。コンビニや飲食店の前には傘置きが設置され、鍵もなければ人の目にもつかない。それに、これほどビニール傘が多く使われている社会になると、傘立てにはビニール傘が何本も立っている。
森を隠すなら……の逆の心理と言っていいかもしれない。
たくさん同じようなのがあるから、俺が一本持って行ったとしても減ったことに気づかないだろう……といった心理だ。
私もコンビニで何度傘を盗られたかわからない。私は自分の傘はビニール傘に関してもそれなりにこだわるので、自分の傘がわかるようにどこに刺したか覚えている。それが店から出てくると無くなっているのだ。傘を盗んだ人は私の傘が綺麗だからわざと選んでいるような気さえする。
一時はそれが腹正しくて傘の絵に私の名前のシールを貼り、簡単に剥がせないように上から透明のテープで補強した。
その傘は盗まれたことがないので、もし傘を盗られるのがストレスに感じている人は是非試してみてほしい。名前がバレるのが嫌なら偽名でもいいですよ。『名前を書く』という行為が盗難を抑制する効果になるので。同じように名前を書いている人がいたら、その人との傘とだけ間違えないように注意すれば良いのだ。
ちなみに私は傘を盗まれても、絶対に他の人の傘を持って帰らない。
傘を盗まれた場合、自分は傘を持ってきたのに濡れて帰らなければならない。たくさんあるビニール傘の中から1本選んで帰っても、私はそれを咎める気にはあまりなれない。悪いのは最初に盗んでいった人だと考えている。
だが、『私がそれをすること』は許容できない。道徳心もあるが、それ以上に『誰が触ったか分からないものを持って帰りたくない』という綺麗好きでありパーソナルスペースの広い私の本能が拒絶するのだ。
それに、結局自分が盗まれたからといって、違う傘を持って帰ったら、その傘の持ち主が盗まれたと思ってしまうから、堂々巡りになってしまうのも問題だ。
私が一番衝撃を受けた盗難がある。私がラーメン屋に入って、店内の傘立てに傘を立ててラーメンを食べて傘を見ると無くなっていたのだ。その盗まれた傘は、ビニール傘ではなくお気に入りの大きな黒色の傘だったのだ。
猛烈に腹が立って、店員に傘の盗難にあったことを伝えた。盗難にあった後なので店員に言ったところでどうしようもないのだが、それでも愚痴られずにいられなかった。それと、店内にいる他の客に、盗難するような人間がまだいるかもしれないので「気付くからな」と注意しておきたかったのだ。
その日も私は濡れて帰った。
それからというもの、私はとうとう傘を傘立てに置かなくなった。最近は多くなったが、傘を入れるビニール袋を設置している店がある。そういった店ではもちろんそれを利用する。
傘立てがある店でも絶対に傘を傘立てに置かず、外で水をよくきって店内に持ち込む。
この対策によって、さすがに傘が盗難にあうことはなくなった。
私は傘だけでなく、自分が使用するものに愛着が湧きやすい。
エッセイで書いたものとしては、ボールペン、ノート、財布は最たる例だ。それは長年一緒にいるという安心感の他に、他の人のものに触れたくない自分にとって「お前がいないと困る」といった一種の依存でもあるのだ。それを盗まれたとあっては大きなストレスを感じてしまう。
もし傘を盗まれることが多かったり、それによりストレスを感じる人は、傘に名前を書くか、常に手放さないようにして、盗まれないように注意を払ってほしい。そして、自分のものが万が一盗まれてしまったとしても、他の人のものを盗まないようにしてほしい。盗まれた人は自分が感じた嫌な気持ちを感じることになるのだから。
そして傘を盗んだことがある人、今も盗んでいる人は……これを読んでいる人にそんな人はいないと信じたいが、もしいたら即刻やめてほしい。天気予報をみて、ちゃんと自分の傘を持って行ってくれ。やっていることは泥棒だから。
今日は傘について色々書いたが、盗難にあうと本当に困る。他の人の傘を取ると、今度はその人が困る。家が近くて濡れて帰るにしても、バッグやパソコン等、水に塗らしてはいけないものもある。傘を買うという判断をした場合は、ただの出費。顔も知らない、人の傘を盗むようなろくでなしに傘を奢ったようなものだ。……ありえない。
ふう。
これを書いている今日は晴れだから傘を持っていない。盗まれる心配がないので安心だ。
公開する日も今のところ晴れの予定。もし天気が変わって雨になっていたら、みなさん傘を忘れないように注意しよう。
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こんなに傘への愛を語ったのに、数日前にもつ鍋屋に傘を忘れたのが私です。
もちろん迎えに行きましたけどね。
さて、それでは今日もお仕事がんばりまっしょい!
きんぴら




