表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/1994

57_これ太る奴やん

おはようございます。きんぴらです。


私は中肉だ。


 私は少し前の身体測定で体重が68Kgに増えたと書いた。その後夕食を抜くなどして66Kgまで戻ってきた。よきよき。体が軽く感じる。


 さてそんな体重を気にする系中年の私だが、今日はデブ活をしてきた。正確にはデブ活をしようとしていたわけではなく、デブ活になってしまったのだ。


 ことの始まりは私が散歩を終えて帰宅し、風呂に入って歯を磨きながらテレビを見ていた時だ。あの悪魔の食事が特集されていたのだ。


 その名も『カレーライス』!


 カレーライスはライスの炭水化物もさることながらルーも高カロリーだ。要するにデブ飯。


 テレビを見ていると海外料理とコラボしたカレーなどもあり、非常に興味をそそられる。具も様々で、牛もあれば豚もあり、鳥もあれば魚介もある。いろんな食べ方が楽しめるうえ、どんな食べ方でも美味しいのだ。


 現に私は中学校のころまでカレーにマヨネーズをこれでもかとかけて食していた。今でこそ太るからやらないが、当時は心底「これが一番うまい!」と思っていた。高校生になって焼肉屋でバイトを始めると、今度はマヨネーズの代わりにコチュジャンをかけるようになった。これも別の辛さが味わえて美味しかった。


 私のカレー談義はこの辺にしておいて、要するにその特集を見ていて無性にカレーが食べたくなったのだ。


 とはいえカレーを作るのは面倒だし、部屋はカレー臭くなるし、どうせ食べたいのは今日だけだし? 


 と女子のような語尾で考えを纏めて、久しぶりに外食にすることにした。近所をカレーを食べられる店は多々あるが、定番のカレーを食べたかった。


 そうなると『カレーハウスCoCo壱番屋』だ。


 大学のころは毎日のように行っていたが今はあまりいかない。ただでさえ外食を減らしているので、私にとって優先度が低いココイチに行くことはそうそうない。多分2年ぶりくらいにココイチの入り口をくぐった。



 人間とは恐ろしいものだ。

 私はカレーが食べたかっただけだ。


 だが入り口をくぐりカレーの匂いを嗅いだ瞬間、何かのスイッチが入った。



 メニューを端から端まで目を通す。見たこともないライスの量の項目まで目をやる。


「食うならやっぱ安定の豚しゃぶがええな。これは昔から食っとってうまいんわかっとるし。でも久しぶりに来たのにこれだけってのもなぁ。今度いつ来るかわからんし。どうせならトッピングいくか。豚しゃぶは豚肉だから牛肉のトッピングにしよう。ほな揚げ物いっとこ。ビーフカツトッピングできまりや! んでも具が増えたらライスも増やさなバランス悪いな。ほなライスも400gに変更したらちょうどええやろ。ついでに辛いんがええから2辛にしてみよ」


 少食の私の前にはでっかいカレーが置かれた。


 いや、正直一般的な男性であれば難なく食べきる量だが、私はだいぶ無理して食べきった。


 これを書いているのはカレーを食べてから約3時間後だが未だにお腹が苦しい。3時間前の俺に注意してやりたい。「自分が少食だということを忘れるな」と。


 私は膨らんだ腹をさすりながら、重い体を店から追い出した。


 「また2年こんでええわ」


 テレビで感じていたカレーへの欲望は綺麗に霧散していた。





きんぴら






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ