49_エヴァンゲリオン
おはようございます。きんぴらです。
私はエヴァンゲリオンが好きだ。
遡ること十数年前、私はエヴァと出会った。私の出会いは単行本。私が出会ったときには既に初回アニメ放送が終了して随分経っていた。
実家近くにロボットやガンダムなどのSFが好きな同級生が住んでいた。対して私はロボットにもガンダムにも興味はなく、ルバン三世とかドラゴンボールが好きだったのだが、その友人が勧めてきたのがエヴァだった。友人の家で単行本の1巻だけ読み、大きな衝撃を受けた。
何より、綾波レイがめっちゃかわいかった。
綾波レイで購入を決めたはずなのに、その後登場したアスカにすんなり心移りした。「なんだこの元気でかわいい女は」と。多感で恋多き時期だったのだ。なお、後に『元気』に関しては捉え方が変わった。
ただ、一貫して言えるのはシンジ君は好きになれなかった。
その理由はいろいろある。一つのことで突出して嫌いなわけではないが、それがダブルパンチやらトリプルパンチになって、私の心を痛めつけてくるのだ。
命を懸けて戦う場だから大きな責任が乗ってくるのはわかるし、出生の問題もあるだろう。だが、それを抜きにしてもだ。
例えば、初めてエヴァに乗るときは、嫌がっていたものの重症の綾波レイが乗ることになりそうだったので、自分の意思で乗ることを決めた。このときのシンジ君は好きだった。だが、2度目の搭乗のあと「乗ればいいんでしょ」と投げやり発言。当時子供だった私でも軽蔑の感情が生まれた。自分の意思はどこへいった。少なくとも最初は綾波レイを見て自己決断していたではないか。嫌なら嫌、いいならいい、条件次第ならその条件を。偉そうに自分の判断を捨て去るその行為が。強烈な違和感が。私の心をえぐった。
他にも、勝った後に無駄に上司を傷つける。命令に背いた理由を聞かれているのに、「いいじゃないですか」「わからないよ!」と声を荒げるのだ。理由を聞いてるんですけど。いきなり大声で反論、質問への回答はなし、自分の考えを持たない、そりゃミサトさんもイライラするだろうと思いつつ読んでいた記憶がある。
でもまぁそのシンジ君の心境の変化も含めて楽しむのがエヴァなのだろうと思う。その過程でも好きになれなかったけど。逆にアスカは口が悪いのにどんどん好感度が上がっていった。どうしてだろう……。
「わからないよ!」
さて、なんでこんなことを書いているかというと、もうすぐ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの最終作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が近日公開されるからである。それを記念してか、8/25~27までこれまでの新劇場版シリーズの『序』『破』『Q』を放送していた。CMがなくてノンストレスで楽しめた。
私は全作映画館で観覧しているのだが、宇多田ヒカルの「Beautiful World」が流れた瞬間、懐かしすぎて鳥肌がたった。調べてみると『序』の公開は2007年。なんと13年前だ。生まれた子はもう中学生になっている。シンジ君になっているわけだ。
それだけ長くやっているからこそ、今回の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』への期待は募るばかりだ。
初代アニメは何度も再放送が繰り返された。アニメのラストは賛否両論あるだろうが、私は好きではない。好きではない理由を話し始めると長くなるからやめておく。だが、勘違いしないで欲しいのは『エヴァンゲリオン』は大好きだ。
だからこそ、この新劇場版のラストがどのようになるのか楽しみでならない。現在の劇場版の世界の状況は、アニメや他の劇場版よりひどいことになっている。ここからどういった結末を迎えるのか、興味深々だ。できれば、『まごころを君に』とも全く違った終わり方を期待している。
……書いていて思った。シンジ君は嫌い、アニメのラストも嫌い。本当に『エヴァンゲリオン』を好きなのか改めて考えてみたが……好きではないのかもしれない。
3夜連続のエヴァンゲリオン新劇場版を思い返してみる。
……間違いなくこちらは好きだ。見ていて高揚感もあったし、楽しかった。バトルシーンもアニメ版より迫力があるし、絵が雑なところもなければ長〜い無言のワンカットが使われているわけでもない。設定も凝っているし、ヴンダーや新しい人造人間も登場する。もちろんアスカはかわいい。
アニメにしてもラスト以外は好きだ。ならば、これはもう好きと言っていいだろう。
よかったよかった。
大丈夫だ。
やっぱり私は『エヴァンゲリオン』が好きなのだ。
シンジ君以外。
PS シン・劇場版も必ず劇場で観ます。本当にものすごく楽しみ!
きんぴら




