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47_健康診断(2.身体測定)

おはようございます。きんぴらです。


私は健康的な生活。——を、送っているはずだ。


 そんな私は2020.8下旬に健康診断を行った。それで昨日は『裸足』について記載した。今日はその続きだ。


 裸足でイヤイヤスリッパを履いた私は、事前に記入した問診票と検尿を提出し、引き換えに着替えをもらった。着替えは一言でいうと『甚平』だ。まさかこんなところで夏祭り気分を味わうことになるとは。周りは同じ甚平を着たおっさんばかり。浴衣の美女はいない。


 私が待つこと5分ほど、名前を呼ばれて部屋に通された。


 最初に待ち受けていたのは今日の本題である身体測定だ。行うのは簡単なもので、身長と体重と血圧の測定だけ。


 まずは身長の測定だ。みなさんも測ったことがあるであろうから何をしたかは説明しないし、説明する必要もないと思う。単純に私が棒に背筋を合わせて立ち、顎を引いて、上から身長を測定する測定機が降りてくるのを待つだけだ。


 ん? 説明してるなこれ。


 身長を測定した結果……私の身長は171cmになっていた。これは嬉しい。私は少なくとも1年に一回は身体測定をするのだが、その度に身長は170.0~170.6cmを行き来していた。これは鯖を読んでいない。本当に高校生から身長170.0を下回った結果は出ていないのだ。だが、逆にいうと170.6cm以上になったこともない。だから、今回も170.6cmならいいなと思っていたのだ。


 そこに対して171cmという私が叩き出したことがない記録(?)が飛び出したのだから嬉しいに決まっている。中年になって、身長が伸びることが嬉しいとは思いもしなかった。まだ伸びるのであれば伸びてほしい。目指せ175cmだ。逆にそこに到達したら止まってほしい。私が周りにいる男性を見ていて、自分がなりたいと思ったサイズが175cmだったからだ。


 さて、身長に一喜した次は体重測定……なのだがその身長の機械で体重も測れるようになっていた。特に何もすることなく、体重は測定されていた。体重は68kg。がっつり増えてしまった。太っているとは言われないが、自身としては腹回りの肉が増えた気がする。改めて散歩を決意した。


 血圧についても測ってもらったが、結果を見忘れてしまった。結果が届くのを待とう。




 さて、今日は身長がなぜか伸びたという話なのだが、その結果より気になっていることがある。それは、同時刻に老人がたくさんいたことだ。その老人たちも漏れなく、私と同じように身体測定を行っている……。身長や体重は肥満を計測するために必要なのだろう。測るのは必要なことだ。それはわかっている。


 私は身長が1cm伸びた。この年になって身長が伸びるとは思わなかったし、嬉しい気持ちが生まれたその感情にも驚いた。だが、椅子に座って名前を呼ばれるのを待っているその老人たちを見て思うのだ。


 彼らも同じように思うのだろうか——、と。


 体重は変化をするだろうが、身長は縮むことはあっても伸びている人は極僅かだと思う。そんな中でも身長を測ることが楽しい……嬉しい! と思えるのかと。


 私は思っていたい。親からもらった大切な体だ。その成長を見るのに飽きてなるものか。死ぬまで付き合っていくこの体、いつまでもその成長を楽しみにしていたいと、そう思った。もし、身長が縮み始めたならば、その縮み具合を楽しむことにしよう。


 命が削られていくことを可視化するように、肉体のほころびを実感するように、積み重ねた記憶と思い出を振り返るように、その老いた体で身長を測るのだ。悲しいことなど何もない。それも成長の一環なのだから。私はそれらの減少した数値を見ながらも『楽しい』と思える自分でいたい。


 みんなの身長がいつまでも伸び続けることを祈っている。(ん?)




きんぴら


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