43_ゴッキーが通りますよっと
おはようございます。きんぴらです。
私はゴキブリが嫌いだ。
ゴキブリが嫌いな人は多いと思う。それは見た目だったり、動きだったり、生体だったり、生理的にだったり、多くの理由があると思う。私の場合、嫌いな理由はいつどこを通って、ここに現れたかわからないということだ。もちろん他の虫も同じような状況ではあるので嫌いだが、ゴキブリはそれ以上に不潔なところを通っているイメージがあるので特に嫌いなわけだ。
エッセイの中で、「私は虫が嫌いだからそれなりに高いところに住む」と書いたことがある。だが高すぎるのも嫌いなので中途半端な階層を好む。高いところが嫌いな理由は別で綴るとして、虫が入ってこれない高い層を好むのだ。
なのでもうこの10年ほど家の中でゴキブリを見ていない。引っ越しは頻繁にしているが、どの家でも。新築の家を優先するからというのもあるかもしれない。実際今住んでいる家も3年目になるが、見たことがない。出たら猛烈に嫌な気分になることは想像に難くない。絶対に出ないで頂きたい。出たら引っ越すだろうな。
ちなみに、ゴキブリは嫌いだが苦手ではない。ティッシュ一枚あれば容赦なく命を奪いに行く。飛んでくるのが怖いとかいう人がいるが、私にはその感覚はない。動いていようがいまいが、飛んでいようが地に伏せていようが、見つけたらティッシュ一枚で掴んでさらにティッシュで包んで握り潰す。生命力が強いので容赦なくだ。具体的に言いたいが、ここでは不快感を持つ人もいると思うのでやめておく。
社会人になりたてで会社の寮に住んでいたころ、私は1階に住んでいたのでそれなりにゴキブリに出くわすことがあったのだが、片っ端から始末していった。もちろん同僚とそういった話になる。私がゴキブリに容赦ないという噂はすぐに寮で広まった。寮の3階以上は女性社員が住んでいたのだが、ゴキブリが出るたびに頼られたものだ。きっと裏ではゴキブリバスターとかゴキブリ野郎とか言われてたんだろな……
過去のゴキブリエピソードはこのあたりにしておいて、最近の話をしよう。
私は定食屋で唐揚げ定食を食べていた。最近お気に入りの定食屋だ。おかずの量は多く、味も良い。特に味噌汁から明らかに手作りの良さを感じる。それに小鉢も好きなものを自分で選べるのだ。私は大きな唐揚げをいつものようにマヨネーズにくぐらせたところで気づいてしまった。
店内のど真ん中をゴキブリが闊歩しているのだ。店内はテーブル席が2列あり、そのテーブルの間が人間の通り道になっていて、2mほどの感覚が空いている。その対面のテーブルから、私の右側の席に向かってゴッキーが走ってきているのだ。私の箸は止まった。
観察していると、ゴッキーは隣のテーブルの足の下に入り込んだ。このままではさらに近づいてくる可能性がある。私はゴキブリに目配せをしながら、いつもより早くに唐揚げを口に運ぶ。ゴキブリを見ながら飯を食う。最高に気分が悪かった。
私は無事に唐揚げ定食を食べ終わり慌てて左側においていたカバンを持ち上げた。すると動く物体が視界に入った。ゴキブリだ。私の席の隣にも潜んでいた。私は急いでカバンの中を確認した。無事ゴキブリはいなかったものの、本当にテンションが下がった。右と見せかけて左。ボクサーじゃないんだから。
私はその店に二度と行かないと誓った。実際それから一度もいってない。むしろ、その店だけでなく、極端に外食を減らした。夏バテで朝食を毎日抜いているのもあるが、基本はコンビニかスーパーで弁当を買って、家で食べるようにしている。
もうそれから半月程度経つが、外食をしたのは用事があった今日の昼食くらい。それほどに外食に抵抗を持ってしまった。
神経質な私からしたら、外食より家で食べる方がストレスが少ないのはこの数日で実感している。ゴキブリじゃなくても、コバエがいたりすることもある。それは店内に入ってみないとわからない。
……そもそも、そんな得体の知らない場所より、自分が毎日キレイにしている自宅でご飯を食べる方が気持ちがいいに決まっているではないか。なぜ今更気づいてしまったのだ私は。
だが、清潔な店で美味しい食事を楽しめるのであれば、それが一番!
清潔な店を探しに行こう。きっと私のような神経質な人間が経営している飲食店もあるはずなのだ。その店であれば、きっと私が満足できる。すなわち多くの人が不快感を抱かない店になっているはずだ。
いつか、そんな店で毎日食事を楽しみたい。
ゴキブリもコバエもいない。友人と他の客と、店員と私が笑顔で過ごせるそんな店で。
……それ普通の飲食店じゃね?
きんぴら




