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41/1994

41_貧乏ゆすり

おはようございます。きんぴらです。


私はカフェが好きだ。


 ずいぶん昔から気付いていたのだが、私は貧乏ゆすりが苦手だ。苦手というのは私が「できない」とかいうものではなく、その行為を見てると落ち着かないという意味だ。


 私は多分生まれてこのかた貧乏ゆすりをしたことがない。


 今これを書いている時に少し右足でやってみたが、気持ち悪くてすぐにやめた。やっていたことがないと実感する。


 昨日カフェに行っていたのだが、昨日はドトールだった。私が行くドトールは店内が広く、席でいえば100席ほどあるように思う。そしてなるべく私は店内のおくの方の席を選ぶ。昨日も店内を奥まで進んで空いていたテーブル席に荷物を置き、ふと隣のテーブルを見るとパソコンを開いた少し肥満の男性が貧乏ゆすりをしていた。


 私は荷物を持って別のテーブル席を探しに行ったが、奥の方に空きはなく入り口付近のテーブル席を確保した。貧乏ゆすりの発生源が横にあるのに比べれば入り口付近の方がよっぽどマシである。私はアイスコーヒーをカウンターで受け取って席に戻る。そして小説を開いて読んでいた。今日は『これは経費で落ちません!』を読んでいた。


 最初は集中できていたのだが、途中から視界の端に映る違和感に気付いた。私の左に座っている男性が、私から遠い方の足、すなわち左足で貧乏ゆすりをしていった。こうなってしまってはもう集中できない。気になって仕方がないのだ。


 私はすぐにカバンに小説をしまい、アイスコーヒーを飲み干すまではスマホを触って時間を潰した。アイスコーヒーを飲み干したらすぐに店を出た。


 貧乏ゆすりをする人の気持ちも、なんでそれが癖付いているのかを知るつもりもないが、少なくとも私にとってストレスを感じさせるものでしかないことはわかっている。だから私は貧乏ゆすりに近づかない。


 ちなみに振り返ってみると、私の友人も仕事仲間で仲良い人も、すべて貧乏ゆすりをしているところをみたことがない。私が無意識にそういう人を選んで距離を縮めているのか、貧乏ゆすりをする人と性格的に合わないのかは不明だが、ストレスの感じない人たちと仲を深めていたのであればいいことだ。



 人生経験とは貴重で大切なもの。


「貧乏ゆすりをする人が嫌い」


 この意見はいろんな人から聞いたことがある。


「貧乏ゆすりをする人が好き」


 この意見は誰からも聞いたことがない。


 要するに周りにとって得なことはないし、周りからの評価という意味で、自分も得をしてないことになる。唯一は自己に存在する違和感の消滅。癖とは総じてそういうものだ。自己満足のために周りの評価を下げているのだとしたらもったいない。そして癖だから自分では気付かない。


 もし、これを読まれた方は一度しっかり観察してみてほしい。自分が貧乏ゆすりをしていないか。周りに人に言っておくのもいいだろう。


「自分が貧乏ゆすりをしていたら教えてくれ」


 これであれば無意識で気づかないという落とし穴を埋めることができる。


 貧乏ゆすりに限らず、嫌われる癖を持っている人は多いと思う。人柄と違うところで、嫌いの対象に入るのはもったいない。



 私も自分の評価を下げるような癖がないか、改めて調べてみようと思う。私は私では分からないから、仲の良い友人に嫌いなところを言ってもらおうと思う。自分自身を磨くことは大切だ。気付かずにカフェでいつまでも貧乏ゆすりをしている人を見て、切なくそう思った。



 きんぴら


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