表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/1994

35_高校生らしき女の子は女性の足を見る

おはようございます。きんぴらです。



 私はカフェが好きだ。


 今日もカフェで執筆をしたのだが、カフェに入ると隣に女子高生の二人組が座っていた。


 そもそも女子高生がいること自体が珍しい。少し値が張るカフェなので、普段いるのはママ会中のおばさんたち、仕事をしている綺麗なスーツを着た人、老夫婦、そして家族についてきた小さな子供。それなりにお金がある人がくるものなのだ。


 親がいれば話は別だが、女子高生同士で来ているのは新鮮だった。むしろ初めて見たかも。近くに大きなドトールがあるから学生の多くはそっちにいくのだ。


 まぁそんな女子高生の横に案内されて座ったのだが、そもそも、私服で来ていたその子達がなぜ女子高生かわかったかと言うと、「去年の中学の卒業式さぁ……」とのワードが飛んだからだ。


 話の内容はなかなか大人っぽかった。私はあなたのこんなところを尊敬してる……だとか、音楽を各楽器のパートを聞き取るようになるとより音楽が楽しめるようになっただとか……でもその中に、 ツイッターのあの子のアカウントが鍵垢でしょーもないことを呟いていると言った子供っぽい話題もあった。


 そんな中、最も興味がわいたのは、女の人が足組んでたりすると見てしまうと言った話。「私はおかしいのかなぁ」と片方が言うと、もう一人は「分かる! 私も見てしまう!」と言っていた。


 私は「分かるんだ?」と思いながら、不思議に思った。言い始めた一人はがっつり生足を出したショーパンを履いていたからだ。自分がそんなに見てしまうのなら、見られる覚悟で足を出しているのだろうか……という疑問だ。見ても良いのなら、私としては嬉しい限りだが、私がまじまじと見てしまうと確実に変態だ。


 なので一度チラっと見ただけだ。


 大事なことなので。「一度だけ」だ。「チラッ」と。


 その後もやれ足の長い女の人が〜、やれ足を組むとお尻のラインが〜と女性の足を見てしまうとの話題で盛り上がっていた。なるほどなるほど、綺麗な女性の足は同じ女性すらも虜にしてしまうのか……と大変勉強になった。


 そしては私はPCを開いて執筆を15分だけしてコーヒーをサッと飲み干してカフェを後にした。私としては早い退店だ。


 というのも……うるさかった。女子高生がとなりで女性の足を見てしまうなんて、すごく興味がわく話なのは事実だ。めちゃくちゃためになる。……ためになる?


 ……だからこそ、聞こうとせずとも耳に入ってきてしまう。それでは執筆に集中できない。それが嫌で、学生が多いドトールなどのカフェはなるべく避けるようにしているのだが、今日は珍しくそれに該当する子達が少しお高いカフェにきて、さらに隣になってしまった。


 決して悪い子たちではない。本人たちは会話を楽しんでいるだけだ。ただ、私がうるさいと感じてしまうだけなのだ。


 なんとも不便な性格である。神経質というのは。


 それにしても惜しいことをした。いっそ執筆を今日はやめて、その子たちの美足トークに耳を傾け続けるのも一興だったのかもしれない。なんなら、あのトークは足を見てもいいというサインだったのかもしれない。


 ……え?



きんぴら

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ