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33/1994

33_やよい軒のご飯のおかわり

おはようございます。きんぴらです。



 私は定食が好きだ。久しぶりにやよい軒に行ったのだが、驚きの事象が起こったので報告する。


 私はもともとよくやよい軒に行っていたのだが、最近は控えていた。理由は最近私が力を入れているポイ活のポイントが得られる対象の店舗ではないからだ。基本的にはポイントが貯まる店での飲食に限っていたのだが、定食屋でポイントが貯まる店舗は少なかった。だが、久しぶりにどうしても定食が食べたくて、やよい軒に足を運んだというわけだ。


 頼んだのは例のごとく唐揚げ定食……ではなかった。店頭で推されていた麻婆豆腐・青椒肉絲定食なるお得セットがあったのでそれにした。麻婆豆腐に関してはイマイチだったが、青椒肉絲はおいしかった。


 その食べている最中に驚きがあった。私は麻婆豆腐を一口、青椒肉絲を一口……と順番に頂いて、青椒肉絲の方がおいしかったので青椒肉絲をおかずに一椀の白米を平らげた。


私は麻婆豆腐に満足な味を感じられなかったので、残そうかとも思ったがせっかく出してくれたのでということで、米のおかわりにいった。


 ご存知の方も多いと思うが、やよい軒は白米のおかわりが自由なのだ。大きな炊飯器があって、そこに白米が入っている。しゃもじが隣に準備されていて、客が自分で好きな量をお椀に入れるのだ。以前やよい軒に来た際は、某ウイルスのせい炊飯器は下げられていて、おかわりは店員にお願いすることになっていたのだ。


 さて、炊飯器はどうなったかなとお椀を持って、コロナが流行る前まで炊飯器があった場所に行くと、お茶を入れるマシンが置かれていた。


——これは……。


 私は「まだ店員にお願いしておかわりするんだな」と判断して、店員を呼んだ。


「ごはんのおかわりお願いします」と言って椀を差し出した。

「あ、当店おかわりはセルフなんです」

「ん? でも炊飯器なくないですか?」

「あー、こちらになります」


 連れて行かれた先は、先ほどの『お茶を入れるマシン』だった。


「このボタンを押したらお米でてきますので」


 いくつかボタンがあり一番少ないのは「一口」と書かれていた。少し笑いそうだったが、その一つ上の小盛りにした。ボタンを押すと、機械音と共に白米がマシンから「ぼとぼと」と落ちてくる。小食の私にとっては丁度良い量だ。そして、残りの麻婆豆腐を食すにも。


 席に戻った私は、麻婆豆腐と白米を平らげた。平らげたのだが……その間、私の箸は重かった。というのも、私は衛生面を気にしたからだ。もちろん、炊飯器が誰でもよそえるのも衛生面的に気にはなるのだが、マシンというのも違った意味で気になる。


 マシンの指定の位置にお椀を置き、ボタンを押すと上から白米が落ちてくる。


 ぼと……ぼと……と。


 それゆえに白米の出口にはいくつか米が付いているわけだ。もちろん、夜には洗って翌日には綺麗にして使っているのだろうが、この出口についている米が何分前からここにへばりついて酸化させられているのか気になって仕方がない。朝一だったとしたら、私が昼食でここに来た時には4時間ほどここで空気にさらされている。そして、私のお椀に落ちてくる米に触れるのだ。


 死ぬほどのことではない。だが、神経質な私は気になってしまう。



 今後数十年は日本人の人口が確実に減る。そうなると機械化は必要だし、やよい軒の判断は正しいと思う。私がここで「やっぱり米は店員さんに〜」というのも正直不本意だ。となると、自動化でき、かつ衛生面に気を使った仕組みが必要だなぁと思った。


 取り合えずはそのような対策が目に見えるまでは、当分やよい軒にはいかない。行くとしても、おかわりはしない。家の近くに少しお値段は張るが美味しい定食屋があるので、定食が食べたい時はなるべくそちらに行くことにしよう。



 まぁ衛生面は気にはなるものの、良い取り組みだと思うし、少し面白かった。米が自動でマシンから出てくるのはなかなか愉快。どんどん機械化が進んでいくことは必要なことだけど、少し寂しく感じた。そんな定食屋での出来事だった。


きんぴら




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