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21/2024

21_吉野家が好きになった話

おはようございます。きんぴらです。



 私は最近、吉野家によく行く。


 実は少し前まで、私は吉野家も松屋も敬遠していた。


 かつての吉野家は、とある店舗の外国人店員の対応が非常に悪かった。入店しても挨拶はなく、席についても水すら出てこない。挙句の果てに、店の奥で外国人店員同士が大声で私語を始める始末。これはさすがに居心地が悪いと、足が遠のいていた。


 その後しばらく利用していた松屋も、ある日の朝食を境に行かなくなった。ネギが全く解凍されていない上に、いつもは敷かれている紙ナプキンもなく、お盆の上に直接箸が置かれていたのだ。コロナ禍直後で誰もが衛生面に気を遣うべきタイミングだったこともあり、この対応にはがっかりしてしまった。


 それ以来、私の朝食ルートからは牛丼チェーンが消え、散歩がてらカフェをハシゴするような生活が続いていた。



 そんな私が吉野家へ戻るきっかけになったのが、最近始めた「ポイ活」だ。吉野家はTポイントカードにもPayPayにも対応している、絶好のポイント収集店。ポイ活のために、恐る恐る数年ぶりに吉野家の暖簾をくぐったのだが、そこで嬉しい誤算があった。


 入店するなり、女性店員のハキハキとした「いらっしゃいませ」の声。水はさっと差し出され、私がメニューを眺めているのを察して「ご注文が決まったらお呼びください」と一言。そんな気の利く女性店員が、なんと二人もいたのだ。


 さらに初めての吉野家でのポイ活決済だったため、支払い時にいくつか質問をしてしまったのだが、「払えますよ」「ポイントもつきますよ」「スマホで大丈夫です」と、全て完璧かつ明確に回答してくれた。


 

 以前の店と同じとは思えないほどの変わりようだった。


 同じ料理を食べるにしても、接客ひとつでここまで満足度が違うものか。態度の悪い店員と、接客の上手な店員。金額にするなら、私は1000円余分に払ってでも後者の店で食べたい。本当にそう思うほど、彼女たちの接客には価値があった。


 余分に1000円払う必要もなく、ポイ活までできるのだから最高だ。私は猛烈に吉野家が好きになった。

 


 邪推かもしれないが、あの素晴らしい女性店員たちは、コロナ禍の環境変化の中で新たに吉野家へやってきた優秀な人材なのかもしれない。彼女たちの功績が少しでも本部に伝わればいいなと思い、公式サイトの「お客様の声」のようなコーナーを探してみた。あいにく一般的なお問い合わせ窓口しかなかったが、もし専用の投稿フォームができたら、ぜひ感謝の筆をとりたい。それまでは、当分吉野家で朝食を食べることで貢献しようと思う。



 これほど吉野家への好感度が爆上がりしている私だが、一つだけ誤解のないように大切なことを書き添えておきたい。


 私は決して、外国人店員が嫌いなわけではない。ただ「態度の悪い店員」が嫌いなだけだ。日本人の態度が悪ければその店は嫌いになるし、外国人でも素敵なら大好きになる。


 たとえば、私のメインコンビニであるファミリーマートには、すごく一生懸命な黒人のがっしり体型の店員さんがいる。日本語は片言で少し分かりづらいが、いつも明るい笑顔で接客をしてくれる。思わずこちらから話しかけたくなるほど、私は彼のことが大好きだ。


 だが、その店にはもう一人、黒人の肥満体型の店員がいる。彼は夜中に客が減ると、ワイヤレスイヤホン(AirPods)で音楽を聴きながら品出しをしているのだ。私がレジへ行き「すみません!」と何度呼んでも完全に無視。最初は補聴器かと思って気を遣ったが、近づいたらただのイヤホンだった。肩を叩いて「会計で」と伝えると、イヤホンを外して無言でレジを打つ。……その店員は、大・嫌い・だ!



 やはり日本で生まれ育った私にとって、日本の高いサービスレベルを享受できることは、本当にありがたいことなのだと日々実感する。そして国籍に関わらず、その心地よいサービスを提供してくれる店員さんには心から感謝したい。


 直近でいうと吉野家の女性店員さん。


 本当にありがとう。明日も行きます。



 名前も知らない、年齢も知らない、初めて会った店員さん。顔すらマスクで半分隠れている。


 それでも、あなたの言葉と声と元気にとても安心させられる。朝がすごく楽しみになった。


きんぴら


 

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