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133_キテいるのかキテいないのか

おはようございます。きんぴらです。


今日は2020年11月29日、日曜日だ。


 今日は昨日のお酒も残っていて起きるのが遅かった。一度習慣になっている6時に目が覚めたのだが、二度寝をして起床したところ9時になっていた。だらしない生活だ。全く。今日はお酒を飲まずに早く寝て生活リズムを戻そうと思う。


 さて、今日路地を歩いていると不思議な少年たちがいた。


 私が夕食……いつものインスタント春雨を購入しようとコンビニに向かっていた。コンビニに向かう途中、自転車に乗った少年が3人いた。2人は自転車に跨っていて1人は立っていた。


 私は何も気にせず彼らの傍を通り過ぎた。すれ違いざまにそっと目をやると任天堂スイッチで遊んでいるようだった。


 コンビニに到着すると春雨をPayPayで購入してすぐに退店して来た道を戻る。


 するとまだその少年たちは同じ場所でスイッチをしている。自転車に跨ってスイッチを持っている少年が言う。


「あれ、これきたんじゃね?」


 すると立っている1人の少年がその場で小躍りしながら声を上げる。


「あー、これきてるよ! きたきた!」


 少年たちはやたら盛り上がっている。


「まじできたな! これ! やったー!」

「きてるきてる! すごい」


 私はその内容が気になって仕方なかったが、さすがに見ず知らずに少年に「何がきてんの?」と聞く勇気はなく、ゲーム画面に夢中の彼らの横を通り過ぎた。


 だが、次の言葉に私は立ち止まった。


「あれ……ミスった! キテない!」

「あ! こっちやらないと! 間違ってるじゃん!」

「嘘ー! せっかくきてたのに!」


 キテいたものは数秒でキテいなくなったようだ。


 振り返ると肩を落とした少年たちが再びゲーム画面に夢中になっている。


 再びキテいると思えるチャンスを狙っているのだろう。なんだが嬉しく、暖かな気持ちになった。


 私もキテいると思える日を過ごせるように頑張ろう。



きんぴら


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