118_背広とマフラーと木枯らしと
おはようございます。きんぴらです。
今日は11月14日。土曜日だ。
今日は新宿ではなく家の近くのカフェにいる。そして珍しく朝ではない。昼食を終えて、カフェに来たところだ。
最近すごく寒くなってきたが、昨日からまた暑くなった。実はここ最近コートを着て歩いていたのだが、一昨日からマフラーまで装備するようになっていた。
一昨日は本当に寒くて、マフラーをすることで首回りの寒さを和らげることに成功した。首が寒いと自然と肩に力が入って肩こりの原因になるから、対策をするにこしたことはない。
マフラーの采配に成功した私は、昨日もマフラーをして外出していた。朝は寒かったのだが、天気は快晴。私は西新宿から新宿まで歩いて文房具屋の伊藤屋へ向かった。新宿に着く頃には体はぽかぽかになっていた。
マフラーするには暑かったと言う話だ。
別になんてことない、どんな季節にもある話。寒いと思って厚着をしたのに、また気温が上がって暑くなった。暑くなってきたから薄着で外出したら、なぜか気温が低くて寒かった。
これだけ見ればよくある話なのだが、これが最近私の抱えている疑問の答えなのではないかと思ったのが面白い話。
最近私が気になっていることというのは『背広にマフラーをしている人』だ。
私個人の考えだが、寒くなるとマフラーより先にコートを着る。その理由は主に2つ。
1つ目は寒くなってきて首だけが寒いことがあるだろうか。背広はダウンジャケットなどと違ってそれほど温かいものではない。首が寒いと感じる頃には体も寒くなっている。だとすれば、マフラーより先にコート。もしくは同時に装備するものではないだろうか。コートを差し置いてマフラーだけが背広に合わさるというケースを私は理解できないのだ。決して悪いとか言ってるわけではない。私が理解できないだけだ。
2つ目は単純にダサいと思ってしまう。背広にマフラーを合わせると首回りのインパクトが強くなってバランスが悪く、どうも格好が悪い。ところがコートで首下のボリュームも出してやるとあら不思議。バランスが良くて格好良く見える。高校生の制服ならともかく背広でそれはどうなのと感じる。
これらのことから、私は背広にマフラーをしている人の考えがさっぱり理解できなかった。しかし昨日コートとマフラーをしていて暑いと思った時にその答えが見えた気がした。
コートは大きい。マフラーは小さい。『寒いと思って厚着をしたのに、また気温が上がって暑くなった』ケースを考えるならば、マフラーだけの方が荷物が少なく効率的なのだ。
なるほどと思った。
ダサいとか表面的なことしか見えてなかった自分が恥ずかしくなった。彼らは私より効率的な生き方をしているのだ。素晴らしい人たちだったのだ。
これから背広にマフラーの人を見たらすごい人なんだと思うようにしようと思った。
そんな木枯らしも吹き終わった初冬の小さな気づきのお話。
ちなみに私は今日もコートにマフラーをして出かけている。暑い。何やってんだか。
きんぴら