11_トイレの我慢
今日は昨日に引き続きトイレに関連する話を書く。
朝っぱらから何を公開しているのか自分でも甚だ疑問を覚える状況だが、それでも頭に浮かんでいる今だからこそ書こうと、そう決意してタイピングを進める。
なお、なんでこんな話になっているのか気になる方は、昨日公開の『トイレ』に目を通してきてほしい。
さて、私はお腹が弱い。そして便秘でもある。2重苦の十字架を常に腹に背負っている不憫な男だ。いつも腹痛に怯えながら日々を送っている。
便秘はひどいときは1週間でないときがある。そこまで来るとさすがにお腹を曲げるのが苦しくなり、日常生活に問題があるので秘儀「コーラック」を使う。
すると半日すると、とてつもない腹痛に襲われ、冷や汗を流しながら約1時間トイレに引きこもることにある。ちなみに、その後液体個体問わず、胃に入れるとすぐトイレに駆け込まなければならない。なので「コーラック」の力を借りた日は外に出ないほうが良い。
なお、私は便秘が原因で会社を休んだことがある程のベンパーだ。
だが、便秘は苦しくはあるが絶望をすることはない。問題はその『便秘』のときに突然やってくる『ぽんぽイタイイタイ』だ。
※あえて言葉は選んでいる。
これが本当にやばい。ちょっとやばいどころではない。絶望的にやばいのだ。
私はお腹が弱いと冒頭に書いたが、サンダルでカフェに行ってクーラー直撃しているとすぐお腹が痛くなる。これに便秘が重なると太平洋を泳ぐクロマグロのような勢いで便意が押し寄せてくる。
そのとき、完璧なトイレではなくとも大人の尊厳を守るためにトイレに行く。だがこのとき、都合よくトイレが空いているなどという、漫画のような出来事は起こらない。
パンを咥えた女子高生とぶつからない、髪に芋ケンピを付けた女子高生がいないのと同じように、トイレは空いていないのだ。
きっとこのような場面に出くわした方も多いはずだ。なぜなら、私が間一髪で事を済ませてトイレから出ると、数分前の私と同じ顔をした人たちが並んでいるのだから。
いや〜、ほんときつい。あれは。
特にきついのは、電車に乗っているとき、朝会社に向かうとき。
電車に乗っているときはそもそも身動きが取れないし、変な振動が刺激してくる。朝会社に向かうときはありとあらゆるトイレがそもそも混んでいる。
それ以外のケースは比較的トイレマップが充実していれば乗り越えられるはずだ。
※トイレマップが分からない方は昨日公開の『トイレ』ご参照。
で、そのような絶望的な状況を何度も経験してきた私は、ある事に気づいた。
いつも腹が痛すぎて、少し前傾姿勢になりがちだった。
だが——……
ある日電車の中で何気なく、背筋を伸ばしたら……
「……楽だ!」
楽だったのだ。
もう少し詳しく説明しよう。まず、『楽』なのだ。決して、お腹の痛みが引いたわけではない。むしろ、お腹を伸ばしたせいで余計に痛い。だが、ケツに入れる力が少なくて済むのだ。
肛門に迫り来るマグロを、ケツの筋肉だけではなく背中の筋肉も使って止めているような感覚。
正直、あのとき痛いより漏らしたくないって気持ちの方が大きい。少なくとも私は。だから、それを見つけたとき嬉しかったし、思わぬ発見に目が潤んだ。
結果、私は成人してから一度も大人の尊厳を失っていない。今でもその手法を活用している。
是非、みなさんもそのような事態に遭遇したら、背筋を伸ばして全身で肛門を締めて欲しい。
ケツの筋肉を過信してはいけないよ。
あいつ、意外と弱いから。