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原点回帰

作者: 伊集院 大和




この時代だからこそ







文字を読む事は変わらずのインターネットが主流の現代

観たいニュースは、過去の情報でも閲覧可能な時代


仕事から帰宅すると玄関先には

洗剤と半年は使えそうなぐらいのトイレットペーパーが

大きなダンボール箱に入れられて置かれていた


一時期止めていた新聞も

どうやらまた取り始めたようで


スーパーのカラーの広告や賃貸の広告

嘘偽りが無い新聞の情報に

テレビの番組表も変わらずにあった


インターネットの時代になり

テレビ番組でさえ インターネットで観れるようで

私の部屋にはテレビは無く

パソコンのモニターとプレステのモニターや

タブレットが有るのみ


インターネットのニュースや

ニュースをわざわざ動画にしてまで

配信されてくる嘘かも知れない情報に惑わされ


食品を無駄にする配信

普通に考えればわかるような事を

夢を壊すかのような外配信


日本の動画サイトはオリジナリティーが全くない

海外での配信のパクリが目立つ

そう思っていた頃に 配信者の不祥事が目立つ

もう終わりだなと 悟った



そんな最中 家には新聞が配達された

読むと明日はどう変わるかすら判らぬが

偽り無き情報が印刷されている


度々飛んで来る不法投棄に

明日をも知れぬ我が国

新聞もまた 国民が観るテレビも

表沙汰になっていない情報がインターネットにはある


私の大伯父が大東亜戦争時代に戦ったフィリピンで

自爆テロ国家とフィリピン国軍の戦争が行われているらしい

音楽教師を目指していた人も 農家の人も

持つ手には銃を構えなければならず

やりたくもない事をする為に戦地へと向かう


時代は繰り返されると言うが

沈む事が無い争いに 毎日にように脅かされている人々も多く

日本はまだ平和な方ではあるが



マーセナリーズに始まり フォールアウトに終ってしまうのか

いつかのゲームの世界観が現実の世界へと変わってしまうのか


またいつ飛んでくるのか判らない不法投棄に

どう対処するのか 飛び交う様々な情報と

現実との相違点があり

インターネットの情報も半信半疑ではあるが


読む事は変わらずの文字に

活字の大切さを感じ 新聞に目を通し


新聞の情報やテレビでの情報を信じる事にしよう













瓶入り飲料にもう1度光を






コンビニでよく売られている紙パックの牛乳に

そういえば 子供の頃の牛乳は

紙パックの牛乳もあったが ガラスの瓶に牛乳が入っていて

自動販売機にて売られているのが目立っていたと思う


今では、その瓶入り牛乳を見る事も少なくなり

どこで売っているのかと思えば

夜中に軽自動車に載せ 運ばれ

注文している各家庭に配達されているようで


増え出したスーパーやコンビニに押され

減って行く販売店


スーパーやコンビニに売られている

目立つ紙パック飲料に さほど美味いとも思えない

コーラにしろポカリスエットにしろ

ペットボトル入りが目立つが

やはり瓶入りが美味いのではなかろうか


増え出した住宅に押され 銭湯の有難味も薄れ

地元には銭湯が一軒を残すのみとなった

たしか銭湯には瓶入りの牛乳やラムネ等があった


スーパー銭湯と言う名の銭湯が増え始め

煙突も無い銭湯には 懐かしさも愛想もない

瓶入りよりも缶入り自販機が目立つ


背中に鯉が泳いでいる人や

桜の絵が描かれている人は、お断りされているようで

おっちゃん、その絵 綺麗やなと声を掛けることも無くなった

それもまた増え出したスーパー銭湯や住宅にも風呂があり

必要性が減った為ではなかろうか


紙パックに押され 減って行く瓶入り飲料に

明日をも知れぬ時代だからこそ

まだ平和だった少年時代を思い出す
















何でも手に入る便利な時代








音楽を聴くのもゲームを買うのもダウンロード販売

だがしかし 残念な事に 操作失敗などで

データとなっている音楽もゲームも一瞬で消えてしまうありさま


いつの間にか消えていたMDも ちょっとした接触で

保存していた曲も一瞬で消えてしまっていた


新品では販売終了していると思うMDのデッキやコンポも

セカンドストリートにならまだ残っているが


大型電器店では レコードの機械が売られている

たしかまだ 音楽がCDになった頃

貸しレコード屋があったと想う


その貸しレコード屋も時代の波に押され

店は見る影も無くなってしまった


その後CDがメインとなり 保存する先もカセットテープから

SDカードへと移り変わり ちょっとした接触でも

MDほど保存されたデータが消える事は無くなったようだが


見直されているレコードや世代より前のフォークソングに

親の時代が羨ましく思う

親の時代に流行っていた歌を聴くと

脳内に風景が再現されるような感じがして

何も無かった子供時代を思い出す



親の世代の歌手2名がFMでDJを勤めているが

2名が担当している時間帯に ラジオネームを呼んでもらい

リクエストした曲を掛けてもらった


その2名が作詞作曲した自身の曲は

レコードとなり 時代が変わりCDへと

CDもまたデータ販売へと変わったが

私が興味をも持つのはその2名の歌手やその他の歌手以外の

若い頃の映像をリアルタイムで観た事が無かったが為に

当時の映像をGoogleで検索してYouTubeへと辿り着いた


親がリアルタイムで見ていた時代の

歌手の若い頃の姿が画面の向こうで観る事が出来る

日常では見る事が出来ない過去の車のレースや

戦争の映像、そんな動画を見る為に

はまっていったYouTube


最近目立つ内容の配信に

原点回帰という言葉が似合うのではなかろうか



音楽にしろ 街を歩くファッションにしろ

時代は繰り返されると言うが

今の音楽や 街を歩く似たような顔や服装に

心が揺らぎ踊らされる事は一切無い



レンタルが増え 昔ほど売れなくなったCDも

ダウンロード販売に板挟みであるが

モノラルからステレオに音響も変わり

音楽を聴くスピーカーや耳で直接聴くイヤホン等も

単品高価販売されているが

見た目が派手な色を身に纏い

スマホ片手に俯きながらが目立つ現代人


ながらが目立つ器用な世の中に

降り注ぐ不法投棄


また何時かの時代の様に争いが耐えない日々が再び訪れるのか


そんな日々に 物を眼で観て 手に取り 形を買う大切さ

造られて行くサイクルの中で人々は皆

流行りに流され 何かを見失っている



今こそ原点回帰が必要なのではなかろうか












ゲームに置いても音楽に置いても

ダウンロード形式が目立つ存在であり

ちょっとした接触や不具合で

一瞬でデータが飛び消えてしまう現実

そして形無き物に有難味もなく


ダウンロードの出現に売れなくなって来たCDに

聴きたい曲だけダウンロードをする時代

それもまたウォークマンがカセットテープの時代から

CDへ CDから MDへと変わり

今や SDカードやMicroSDへのダウンロードへと変わっているが

これもまた 音飛び等が出る可能性も少なからずある


ゲーム本体を買おうと思ってはいたが

先月の初め当たりに見たYouTubeでの内容に

買う事が馬鹿らしく思えた


髪の色が左右対称じゃないYouTuberが

祭りか何かで あげる様にゲーム機本体をくじ引きを名目に渡し

その後 視聴者プレゼントを名目に 登録したら100名にプレゼント

その後 そのプレゼントの当選もどうなったのか

私も登録しようと思ったが 前々から裏があるように思え

時期にYouTuberも終わるだろうと思っていたが

早すぎる結末に 唖然としている

飲料や食べ物を無駄にする為に配信されていたり

裏をかかれる様な内容を配信していたりのYouTubeには

うんざりきている現実がある


ゲームも音楽も YouTubeも

今こそ原点回帰が必要なのではなかろうか



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