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300文字小説

穢れなきあの毛

作者: 林 秀明

不平等な社会に身を委ねると毛はとても弱くなってくる。人間心以上に毛は前線で戦っているので本当は賞賛されるべきだ。


その一つとして「髪の毛くん」。あなたはどんなに暑く、寒い日でも頭皮を守り、上司の怒鳴るツバが襲ってきても果敢に前へ出ようとする。抜けても生えてくるど根性魂は新入社員の指導にも役が立つだろう。


でもなんと言っても賞賛されるのは「鼻毛ちゃん」。決して前線には出なく、鼻から毛が出て汚いと忌み嫌われても、そこに存在しようとする君が素敵だ。宇宙空間にたとえ君が巻き込まれても、僕はすぐに君を見つけ出す事が出来るだろう。


穢れなき鼻毛を握って、僕は外へ出る。ふわっと風が吹き、鼻毛は花びらのようにそっと舞った。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 毛は大事。なぜかほのぼのする余韻があります。 [気になる点] 鼻毛を握りしめて…待て。抜いたのか、抜けたのか。 [一言] 髪の毛には髪の毛の役割が、鼻毛には鼻毛の役割がありますので、ちょっ…
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