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天使の真実

「正直に話そう。キルフィールの正体は…私の元親友である ルシファーじゃ」

サタナキアの発言に5人はなんの整理もつかずに頭を抱えた。


「私の憧れが…?」

動揺しながらも自分の憧れに対して衝撃を受けたドリーが衝撃を受けるように呟き、それに続いてナキアが


「今回の事件の犯人が、ルシファー?」

と、声に出した。


ルシファー、堕天使の長であり後に魔王サタンになると言われていた存在 それが自分たちと戦っているものであると知りテータは身震いをした。


「ちょ、ちょっと待って…さっきから何一つ頭に入ってこない…まずなんでベータが死んでて、それがキルフィール…じゃなくてルシファーが原因だってわかるの?」

ハンテは頭を抱えながら空中に浮いてるサタナキアに顔を向けながら困惑してる全てを吐き出すように声を出した。


「悪魔を殺せるやつは限られる、人間はもちろん並一般の悪魔では悪魔の命を刈り取ることはできない…。」

サタナキアは怯えながら語り始める。


「そう、執行人のアガリアレプトだけを除いてはな。」

サタナキアの口に出した悪魔の名前をテータは知っていた。


アガリアレプト 世界中の宮廷や政府が秘している機密を明らかにし、どんなに崇高な謎でも解明してしまう力を持つとされる地獄の司令官、しかもその悪魔と同じ地位にいる存在こそが、サ(・)タ(・)ナ(・)キ(・)ア(・)である。


多分、キルフィールがほかの悪魔を召喚しなかったことがここでやっとテータには理解ができた。


「その、アガリアレプトが従っている悪魔こそが、ルシファーだからだ…。」

テータは呟いた。


「その、アガリアレプトは悪魔を殺せるの…?」

ナキアは疑問に感じ、崩れ落ちてるハンテの背中を撫でながら質問をした。


「詳しく言うと、アガリアレプトの悪魔道具が関係しておるんじゃ。」

サタナキアは過去に一緒に居た時のことを思い出しながらナキアの質問を答えた。


「アガリアレプトの能力、真実はその目に見た者の弱点や性質、全てを見ることができる。そしてそんなアガリアレプトが持ってる悪魔道具は 【AGALIA(アガリア)REMOBER(リムーバー)】」


「リムーバー?化粧道具?」


「ドリー、ある意味正解じゃ」

ドリーは褒められたことにより少しだけ照れながら自分の頭を撫でた。


「まぁ、リムーバーは除光液を意味するが アガリアレプトの武器はリムーバーはremove(取り除く)とSaber(刃)を略したもので、その刀は我の武器GOATRIDENT(ゴアトライデント)と同じ性質を持っておる。」


「つまりは、そのアガリアレプトってやつはベレトの悪魔力を吸い取り尽くし殺したということなのか?」

セキヤは正解にたどり着いたように声を出した。


「いや、悪魔力は永久機関で出来ておる 殺したのはベータの借物である存在 つまりはクロネコじゃ。」


「えっと頭がこんがらがってきたどういうこと?」

とナキアは頭を抱えながら、目をぐるぐると回した。


「いいか?私の身体を借りてるこのGOAT(ゴアト)そして ナキアの身体 このふたつが破壊されたら、我の魂の居場所は無くなる。 それと同じようにベレトの魂は身体の借物であるクロネコを胸で一突きされたことにより、戻る場所が無くなったんじゃ」

と分かりやすく解説したが、ナキアの目はグルグルと回ったままで、サタナキアは解説するのを諦めた。


「でも、それなら新しい借りる身体を探せばいいのでは?」

セキヤは顎に手を当てながら、案を出した。


「我ら、悪魔の借りれる身体は条件が揃ってないと無理な話なんじゃ しかもその条件を作ることすらも難しいのに、その身体にあった存在じゃないと弾かれてしまう。」

とサタナキアが答え、セキヤは再び そのベレトという子が蘇る方法に頭を抱えた。


「それに、例え 借りれる身体が見つかったとしても それはベレトであって、ベータでは無い。 クロネコであるベータは死んだんじゃ」

とサタナキアはハンテとセキヤにキッパリと断定をした。


「…仕方ないことだ。」

そう言いながら、ハンテは足を上げた。


「ハンテ先輩…」

セキヤは心配するような表情でハンテを見つめ、何かをしたかったが 何も出来ないこの現状に少しモヤついた。


「生きとし生ける者はいつか死ぬ。 ベータの死はあの時だったって話だ。」

涙を零しながら、誰かに言い聞かせるようにハンテは語った。

その誰かはセキヤ達にかも知れないが、1番は多分自分自身にだろう。


すると突然

「ドォォォォォン!!!!」

と森の奥から大きな音がテータ達の耳に入った。

ハンテは泣き腫らした目を拭い


「行こう!」

と残りの4人とサタナキアに声をかけ、それにみんなは頷き、大きい音が鳴った方へと向かった。

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