空白を縫う
最終エピソード掲載日:2026/02/01
戦に敗れ、家族も仲間も、故郷さえも奪われた主人公は「勝者が歴史を紡ぐ」理不尽に怒り、死の瞬間に神へ悪態を投げる。だが願いは歪に聞き入れられ、主人公は胸を槍で貫かれたまま蘇るアンデッドとなる。代償は永遠の労働――消されゆく者たちの歴史を書き続けること。
勝者の都にある大年代記院で、主人公は不死の司書グレイヴと羊皮紙の魔女ミラに導かれ、記録の技術を学ぶ。だが、書くほどに自分の記憶が抜け落ち、さらに“空白”そのものを武器にする編集官が敗者の痕跡を削りに来る。
焚書の灰塔で名簿が焼かれる夜、主人公は脚注と縫い目で空白を固定し、敗者年代記の起稿を成し遂げる。そして最後に、誰もいない故郷へ頁だけを帰し、消されるはずだった存在の足跡を土に縫い付ける。
勝者の都にある大年代記院で、主人公は不死の司書グレイヴと羊皮紙の魔女ミラに導かれ、記録の技術を学ぶ。だが、書くほどに自分の記憶が抜け落ち、さらに“空白”そのものを武器にする編集官が敗者の痕跡を削りに来る。
焚書の灰塔で名簿が焼かれる夜、主人公は脚注と縫い目で空白を固定し、敗者年代記の起稿を成し遂げる。そして最後に、誰もいない故郷へ頁だけを帰し、消されるはずだった存在の足跡を土に縫い付ける。
第1話 死に際の口約束
2026/01/25 18:00
第2話 槍穴の契約
2026/01/26 18:00
第3話 紙の森と石の門
2026/01/27 18:00
第4話 筆を取る
2026/01/28 18:00
第5話 空白と胸の穴
2026/01/29 18:00
第6話 欠落に意味を
2026/01/30 18:00
第7話 存在しない者たちの灰
2026/01/31 18:00
最終話 [ ]
2026/02/01 18:00