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インスマス・シャルスト  作者: ヤイヤイ
インスマス編
8/33

暗黒平原⑤

知らん、男が傷口を作ってくれた、お陰で…触手野郎の体内から脱出が出来た


「シャルストさん」


「やっと、見つけたられた」


シャルストは、ロール・フロートの近くに来た


「シャルストさん、なんで触手の中から?」


「3mくらいの触手の塊に飲み込まれた。そして、触手の中を彷徨ってたら光が見えて、傷口から出た」


「シャルストさん、あの触手は…邪神ジアエガらしいですよ」


「うん…邪神ジアエガにしては…弱いと思うだよ」


「なんで…弱いと思ったんですか?」


「邪神ジアエガ…無数の触手で一夜で世界を覆ったと本に書かれた。でも、あの触手のスピードじゃあ…一夜で世界を覆えない」


「数世紀の封印で弱体化したんじゃないですか?」


封印で邪神が弱体化したら…多くの邪神が殺されてるよ


「シャルストさん、此処では、ガスマスクを外しても大丈夫ですよ」


シャルストは、ガスマスクを外した


「俺の剣、知らない?」


「シャルストさんの剣は、あの男性が持ってますよ」


「あの男性って…黒い触手を切り裂いてる奴?」


「そうですね」


凄い…あの男…頭がおかしいな


「おらおら…不死の秘宝を寄越せ!」


男は、黒い触手を切り裂き続けてると黒い触手は、綺麗さっぱり消えた


?…触手が消えた


「クッソ…本物じゃなくて…分体かよ」


分体?…やっぱり、邪神じゃなかった


男は、シャルストの方に来た


「この剣、お前の?」


「そうだけど」


「使い込まれた、酷い剣だった。買い替えろ」


男は、シャルストに剣を返した


確かにこの剣は、旅に出る前から使ってる。まあ、この剣が折れたりしたら買い替えよう


「後…俺の事を馬鹿にした奴…むかついたから死ね」


わぉ…俺の剣を使ってた人が知らない人をナイフで首を切った。多分、死んだね


「死んだな…では、魚野郎とフロート家の女…また、時期がくれば、会おう」


男は、シャルストとロール・フロートから離れ始めた


「あいつ…俺の事、魚野郎って言ったよな?」


「そうだけど…シャルストさん、どうしたんですか」


「ちょっと…むかついたから殺してくる」


「え、シャルストさ…」


シャルストは、男に斬りかかった


「ちょうど…分体だけじゃあ…足りなかったんだ」


男は、シャルストの剣をナイフで受け止めた


「怒って、どうした?…魚野郎」


「テメェのその舌…俺がタン塩にして食ってやる!」


「やれるものなら…やってみやがれ!」


シャルストと男の激しい、戦いが始まった


「10代後半でこの強さ…生き急ぎすぎじゃないか?」


「そうだよ!、俺は…20歳までに殺さなきゃいけない奴が居るんでなぁ」


「殺したい奴…誰のことだ?」


「インスマスの父…邪神ダゴンだよ!」


「それは…最高じゃん!」


あ〜、こいつ…剣で首を狙ってもナイフで簡単に受け流される

 

シャルストの剣撃を男は、ナイフで受け流し続けた


「お前…名前は?」


「俺が…名乗ると…思ってんの?」


「じゃあ…俺が勝ったら…名乗って貰おう!」


男は、後ろに高く飛んだ。男は、シャルストから距離を取った


「俺は、今から本気を出す!…冷静になれよ」


男は、シャルストの方に飛んだ。そして、ナイフでシャルストの剣を割った


「!?…ナイフで剣が割れた?」


「ちょい、キック!」


男は、シャルストの横顔に蹴りを入れるとシャルストは、意識を失って、倒れた


「剣が壊れたのは…このナイフが邪神イゴーロナクの爪から作られた、物だからだ。簡単に言うと武器の差だ……あらやだ、気絶しちゃった」


「シャルストさん」


気絶した、シャルストにロール・フロートが近づいてきた


「おい、女…こいつは、シャルストって名前か?」


「はい、そうです」


「シャルストねぇ…覚えた。また、会おう」


「なんで、私がフロート家って知っていたんですか?」


「それは…俺が未来を知ってるからな」


「………意味が理解できません、証拠を見せてください」


「証拠か…お前しか知らない、情報を言ってやる」


「そうですか…なら、言ってみてください」


「ロール・フロート…古王国バルザゴスの上級貴族のフロート家に生まれた。…合ってるか?」


「正解…です」


「ハッハッ!…じゃあ、シャルストに伝えておけ、この俺…シザースって名を」

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