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インスマス・シャルスト  作者: ヤイヤイ
インスマス編
21/33

避難所暮らし②

シャルストとアルクは、お互いに剣を構えた


俺は、今からアルクって名前の男と剣の試合をする。俺は、剣が得意じゃない…でも、万全の状態なら上級剣士になら勝てる…でも、今の俺は、傷だらけだ…アルクって剣士が上級剣士なら負ける、可能性もある。

剣士には、3段階の位がある、上級、中級、初級だ


「試合….開始ミャー」


ミャルルの言葉でシャルストは、アルクに斬りかかったがアルクは、シャルストの剣を簡単に止めた


このまま、追撃するか?…いや、距離を取ろう


シャルストは、アルクから距離を取るために後ろに飛んだ


「今の僕、じゃあ…勝てないね」


アルクは、剣を収めた


アルクって剣士が剣を収めた…剣の試合は、終わりで良いんだな


アルクが剣を収めるのを確認した、シャルストも剣を収めた


「僕も君と同じように魔神に付けられた、傷が完治してないんだ。君の剣の腕は、上級?」


「いや…俺は、剣の称号は、取得してない」


「じゃあ、上級剣士アルクの名において…え〜、名前は?」


「シャルストだ」


「上級剣士アルクの名において、シャルストに上級剣士の称号を授ける」


え?…上級剣士って…こんなに簡単になれるの?


「おめでとうミャー…世界に100人も居ない、上級剣士の仲間入りミャーよ」


「じゃあ、シャルスト…今から液体崩し《アブホース》の剣技について、僕の知ってることを教えるよ」


俺の求めた、アブホースを殺すための剣技を習得、出来る


「液体崩しの剣技…またの名をアブホースの剣技と言う…液体崩し《アブホース》の剣技は、古の魔物、アブホースを討伐するために作られた、液体を崩す、力を持つとされている。液体崩し《アブホース》の剣技は、アブホースに限らずに液体なら崩して破壊することが出来る。僕の液体崩し《アブホース》の剣技について、教えたよ」


「いや…俺は、アブホースを殺すために液体崩し《アブホース》の剣技を習得したいんだ」


「それは…出来ないと思うよ。液体崩し《アブホース》の剣技は魔力回路の問題で、幼少期の頃しか習得、出来ないんだ」


ん?…俺は、17歳だから…習得、出来ない…つまり、アブホースを殺せない


「どうしようか…」


アブホースは、液体の体を持つ…液体崩し《アブホース》の剣技が駄目なら…爆薬で液体の全てをぶっ飛ばすか?…いや、爆薬を用意できないな…どうやれば、殺せる?


「アブホースを殺せなくて、ショックを受けてるミャー?」


アブホースの殺し方を考え込んでいた、シャルストにミャルルが声を掛けてきた


「いや…ショックは、受けてない。液体崩し《アブホース》の剣技、以外の殺し方を考えてるんだ」


「なら、お前の代わりにアルクがアブホースを討伐すれば、良いと思うミャーよ」


確かに俺は、アブホースには、何もされてない…体の傷を作ったのは、全てが魔神ヌギルトゥルだ。アブホースを殺す、必要は、ないかもなぁ


「アブホースを殺すのは、アルクで良いかもしれない…でも、俺が魔神ヌギルトゥルを殺す」


「それは、無理だと思うミャーよ。魔神の中には、邪神に勝てる、魔神も居るミャーよ。例えば、征服者=邪神ザソグを討伐した、魔神ルートラ・ラディオールとか居るミャー」


魔神ルートラ・ラディオール…最強の魔神と言われている。500年前に黄衣の王=邪神ハスターに敗れて、死亡したとされている。もしも魔神ヌギルトゥルが魔神ルートラ・ラディオール並みに強かったら俺は、即死していただろう…でも、魔神ヌギルトゥルになら、勝ち目は、ある


「最強の魔神と狼男、そっくりな魔神を比べるなよ」


「ミャハッハッ…そうミャーね」


「あのスピードは、厄介だよ」


確かに魔神ヌギルトゥルのスピードは、厄介だ。どうやって、対処するか…ん〜、撒き菱でも地面に大量に設置するか


「シャルスト、魔神のスピードに対抗、出来るようにミャーが鍛えてやるミャーよ」


「お前が魔神ヌギルトゥルよりも秀でてる、部分があるとは、思えないんだけど?」


「魔神よりも秀でてる、部分は、ないミャーよ…でも、ミャーの逃げ足は、世界一ミャー」


「お前の逃げ足が世界一に意味があるのか?」


ミャルルは、懐から袋を出した


「これ、なんだと思うミャー」


なんか…俺の財布に似てる気がする


シャルストは、財布があるか確認した


ない…じゃあ、あれが俺の財布だ


「俺の財布だ、今すぐに返せ」


「返して欲しいなら…ミャーを捕まえてみるミャー」


ミャルルは、シャルストの財布を持って、走り出した


「…………俺の財布…返せよ」


シャルストは、財布を取り返すためにミャルルを追いかけた

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