避難所暮らし①
獣人が地下収納庫を開けると階段が広がっていた。そして、ロール・フロートを背負った、俺は、獣人と階段を降り出した
「此処は…なんだ?」
「此処は、大昔に迷宮の創設者=アイホートに作られた、地下迷宮ミャー」
「なんで…俺たちは、アイホートに作られた、迷宮に来てるんだ?」
「この迷宮を避難所にしてるから来てるミャー」
地上には、魔神とアブホースの分体が居るから迷宮に避難してるのか?
迷宮の階段を降りと洞窟の様な道が広がっていた
ロール・フロートを背負った、俺は、獣人に案内されて、迷宮を歩いてると大量の人が居る、迷宮の部屋を通り過ぎた
「さっきのは…避難して来た、この国の人間か?」
「そうミャー…邪神イオドと邪神バク=シャースの戦いから避難して来た…この国の人間ミャーよ」
邪神イオドと邪神バク=シャース?…魔神ヌギルトゥルやアブホースじゃなくて
「魔神ヌギルトゥルやアブホースから避難して来たんじゃなくて…邪神イオドと邪神バク=シャース?」
「もしかして…バルディス魔導王国がこうなった、理由を知らないミャー?」
「知らない」
「とりあえず…治療室に着いたら教えるミャーよ」
女の猫の獣人に案内されると怪我人が大量に居る。迷宮の部屋に着いた
「此処に女を寝かしてくれミャー」
「分かった」
シャルストは、ロール・フロートを部屋に敷かれた、布の上に置いた
「じゃあ、傷を縫うミャーよ」
獣人が針と糸を出すとロール・フロートの傷を縫い始めた
「女の傷は、大丈夫ミャーね…次は、お前の背中の傷を縫うミャーよ」
獣人が俺の魔神ヌギルトゥルに付けられた、傷を縫い始めた
「背中の傷は、深かったけど…縫い終わったミャー」
「じゃあ、バルディス魔導王国が荒れ果てた、原因を教えてくれ」
「今から真面目な話をするね」
真面目な話しをする時は、ミャーが付かないのか…
「まず、輝ける追跡者=邪神イオドがバルディス魔導王国の研究施設から現れた。そして、邪神イオドが王族と研究員の殺戮を始めた…理由は、知らないけど生贄を求める闇=バク=シャースがバルディス魔導王国の王都を燃やし始めた…そして、邪神イオドと邪神バク=シャースの戦いが始まった…邪神イオドと邪神バク=シャースの戦いを止めるために剣聖が戦いに横槍を入れた…その結果、剣聖は、死んだけど邪神イオドと邪神バク=シャースは、姿を消したミャー」
なるほど…ん?…魔神ヌギルトゥルやアブホースは、国が荒れたのには、関係がないのか?
「魔神ヌギルトゥルやアブホースは、国が荒れたのには、関係ないのか?」
「魔神とアブホースは、邪神イオドと邪神バク=シャースが消えた後に現れたミャーよ」
なるほど…敵は、魔神ヌギルトゥルとアブホースだけか…とりあえず、アブホースを殺すために液体崩し《アブホース》の剣技を出来るようになろう
「この迷宮に液体崩し《アブホース》の剣技をつかえる、人間は、居るか?」
「え…お前…その傷で魔神やアブホースと戦う気でいるミャー?」
「いや…俺には、アブホースを殺す手段がない…だから、液体崩し《アブホース》の剣技を教わるだけだ」
「なるほど…なら、1人だけ居るミャー」
「なら、案内してくれ」
獣人に案内されると剣の素振りをしてる、男が居た
「アルク」
「ミャルル…どうしたの?」
「アルクにお客様ミャー」
剣の素振りをしていた、男がシャルストに近づいて来た
「なにか…僕にあるんですか?」
「頼みがあります。俺に液体崩し《アブホース》の剣技を教えてください」
「教えても良いですけど。その前に一本どうですか?」
「一本って…剣の?」
「はい…腰に剣があるので君も剣士ですよね?」