魔神
「インスマスが女を犯しに来たぞ…子孫繁栄のことしか考えてない…深き者よ」
「俺は…まだ、インスマスじゃない」
「黙れよ…決めるのは、この俺だぁ!」
シャルストは、狼男に斬りかかった。そして、狼男は、シャルストの剣を止めた
「インスマスが…この俺…魔神ヌギルトゥルに勝てると思うなよ」
魔神ヌギルトゥル…500年前に封印された。魔神の1体である。魔神は、邪神に匹敵する、力を持つとされている
「俺は、17だ…だから、インスマスじゃない」
「お前がインスマスか決めるのは…この俺だぁ!」
魔神ヌギルトゥルがシャルストの剣を弾くと魔神ヌギルトゥルは、一瞬でシャルストの横を通り過ぎるとシャルストの脇腹が抉られていた
「インスマス…ゆっくり、殺してやる」
魔神ヌギルトゥルが一瞬でシャルストの後ろに周ると爪でシャルストの背中を切り裂いた
この野郎…急所を攻撃しないで遊んでやがる
「性格…悪いなぁ」
シャルストが魔神ヌギルトゥルに剣を振り下ろしたが魔神ヌギルトゥルは、簡単にシャルストの剣を避けた
「やっぱり、昔に比べて…レベルが下がってるなぁ!」
魔神ヌギルトゥルは、爪でシャルストの身体中を攻撃した
「500年前は、数多くの実力者が居た。例えば、隻眼の炎=邪神ファロールを討伐した。グレン・ガズバーンや風に乗りて歩むもの=邪神イタクァを討伐した…奴らが居た…でも、今は…弱い奴らしか居なくて…俺の強さが引き立つ」
俺には、関係のない、話をしやがって…こっちは、お前の爪の攻撃で、傷だらけになってるのに
シャルストが魔神ヌギルトゥルの爪の攻撃を耐え続けた
「インスマス…お前の目を貰うぞぉ!」
魔神ヌギルトゥルがシャルストの目に爪を刺そうとするとシャルストは、魔神ヌギルトゥルの腕を斬り落とした
「?…インスマスが…俺の腕を!」
「お前は…俺を舐めすぎだ」
シャルストが魔神ヌギルトゥルの剣を振り下ろしたが魔神ヌギルトゥルは、後ろに飛んで、避けた
「腕が再生したら俺が殺してやる!」
魔神ヌギルトゥルは、一瞬で居なくなった
とりあえず、ロール・フロートを安全な所まで…運ぼう
魔神ヌギルトゥルの爪の攻撃で傷だらけになった、シャルストは、傷だらけのロール・フロートを背負って、移動をした
ここなら…大丈夫だろ
傷だらけのシャルストは、傷だらけのロール・フロートを下ろした
「ロール・フロートの傷は…命には、問題ないな」
ロール・フロートが目を覚ましたら…このバルディス魔導王国から逃げないと…いけないなぁ…この傷でロール・フロートを運んだんだ…疲れた…少し…寝よう
傷だらけのシャルストは、眠りに着いた
「ミャオ…大量の物質ミャー」
チッ…うるさいなぁ
シャルストが目を覚ますとシャルストとロール・フロートの荷物を漁る、女の猫の獣人が居た
俺とロール・フロートは…死体と思われたのかな?
「生きてた…ミャー…大丈夫ミャー?」
「俺は、動けるくらいには、大丈夫…だけど、連れが心配だ」
「そうミャーか…お前ミャーらの荷物をくれるなら…避難所まで運んでやるミャーよ?」
「分かった…荷物は、くれてやる。でも、傷の治療もしてくれ」
「交渉成立ミャーよ。じゃあ、女は、ミャーが運ぶからお前は、自分で歩いてくれミャー」
ロール・フロートを背負った、女の猫の獣人に案内されて、歩くと地面に付いた、扉があった
案内されたけど…ここは、地下収納庫か?
「女を持ってくれミャー」
女の猫の獣人からロール・フロートを受け取った。そして、女の猫の獣人は、地面に付いた、扉を開けた
「傷の治療は、この中でするミャーよ」