道半ばで斃れても

　ほら、二字熟語からなら描ける。

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　算段を敷(し)き詰めた石畳(いしだたみ)が延びる

　叩いて渡れる頑丈さが自慢の種

　慎重を重ね 万全を期して

　それでも叶わないとしたら

　かえってあきらめがつくかもな

　道半(なか)ばに斃(たお)れても あおむけの大の字で

　生き様と死に様をひっくるめて 謳歌できたなら

　まぁよしとするか

　まぁよしとしようぜ

　散弾を撒(ま)き散らし蜂の巣だけ残る

　レンコンじゃ格好つかないのが悩みの種

　命運を賭(と)して 万難を排して

　ようやくたどりつくとしたら

　どんなに臨終も安らかか

　道半(なか)ばに斃(たお)れても うつぶせの前のめり

　勝ち馬も負け犬も紙一重と 俯瞰する声は

　耳に入らねえ

　耳に入りゃしねえ

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　この描き出しに、たよりすぎてもだめ。

制作：ひだまりのねこ先生